蘇るユージン・スミス

ユージン・スミスが話題になっている。これまでに、いろんなところに記載されてきたから、名前くらいは、その写真の一枚くらいは知っていることだろう。そして写真家としてだけでなく、彼が何を訴えていたのかも、理解できるまでには時間がかかったことだろう。水俣の現実を知れば、『水俣病は終わっていない』という人の気持ちも分かるというものだ。

なんで今、こんな人が日本にはいないのか。それがこの映画の理由である。私なんかは被害者からも、地域社会からも拒否されて排除されている。汐見文隆医師、窪田泰もそうだった。ボロクソだよ。風力発電の低周波被害のシステムは、大体が分かっている。水俣病と同じで人災だ。殺人事件だ。それを何と言い繕うと、盗人猛々しい、人でなし、としか言いようはない。

行政が、政治が、地域の人々が「あほよら」と笑いものにして拒否したとしても、事実はそのままに伝えられていく。このホームページで、あれからのことは正確にアップしてきたからね。「ウソつけっ!」と言ったって、被害のあることは事実でしかない。私を嘲笑する人は何が面白くて笑っているんだろうか。社会が破壊されている。

その人の精神も病んでいることだろう。風車病になると頭をやられる。その人を弾圧して笑いものにする人も、同じように、何か大切なものをなくしている。人としての共感か、優越感か、嫌悪感か、受け入れがたい不快を見せつけられる。29回もの由良町議会の一般質問のビデオを見るとよい。彼らがどんな態度をとったか、とても勉強になると思います。

これまで多くの環境運動家に見てもらって、「迷惑だ」と拒否されてきたけどね。つまり日本の環境運動家、(エセ)反対運動では、被害や、被害を訴えるものは論外のものであった。彼らは風力事業とセットになった仕組みなのだ。水俣病のウィルス説と同じよ。風土病、その地域独特の特殊な病気なのだ。だから水俣病という。由良町の風力発電の被害は、全国有数の被害地として観光名所になっている。