h18年の東伊豆町や南伊豆町、伊方町など全国的に風力発電の低周波被害が明らかになる。最初の被害調査報告書はインターネットで全国に発信された。技術屋さんが書いたものらしくて、几帳面に、とてもよく纏められている。その後、全国の風力被害地で同じような被害調査が行われて公開されてきた。大学院の研究論文としてもアップされていたからね、関係者ならすぐに読み込んでいたはずよ。
被害者の発信するブログもあった。風が吹いたらとても辛んどいとか、風車が故障して止まったら楽になったとか、風車独特な低周波音を測定して、被害の苦しさを訴えていたやないか。やがて各地には「考える会」という地域対策、隠蔽工作がすべてを消し去ってしまう。今はさ、インターネットで検索しても、被害者の事は何もないでしょ。ペテンのエセ反対が溢れているばかりよ。
「土砂崩れが心配です」とか、「地下水が濁る」とか、別な理由にすり替わっていて、低周波被害者の末路がどこにもない。笑えるのは被害を否定してきた御用学者が、あたかも低周波音を心配する仮面を被って、全国各地で公演している悲喜劇だ。由良町のように既に被害に苦しんでいる地域なら、誰かがヘンに感じるだろうし、不信感を言葉にするもんだけどな。風力被害に、関心を示す人は誰もいない。
学者先生も上手いこと言う。誰にも分からないグラフや数式を見せて、立て板に水、経験がものを言う。私には狂人やな、としか思えない。主催者の環境運動家は何でも知っているだろう。あるいはサイコパスで、そんな学者さえもバカにして喜んでいるだろうね。仕組まれた罠に、すっぽりとハマってしまった人々を見る。思考も意思も奪われたように、受け売りの言葉だけで話すようになっていた。
奴隷やなぁ、家畜やな、と書いてきた。私に対する敵意や憎しみを見てきたからね。被害者の死をあざ笑う、とても許せることではなかったんだよ。たまに低周波被害者の会の窪田泰さんと話している。どうしようもないね、と愚痴ばかりさ。あと、一人でも二人でも、低周波被害に立ち向かう人がいればよいんだけど、夢かな、無理だったから。一人も助けることが出来なかった。
被害者自体が手のひら返しで裏切ってしまう。そんなに世間体が大事なのか。友達だと? 社会の繋がりだと? アホかと言ってやりながら消えていた。皮肉にも私一人が生き残った。ヘビの生殺しさ。【風力の被害など聞いたこともない】と人々は嬉しそうに言っている。もう私には反論する気力もない。こんな卑しい人なのだと思い知るだけだ。なんと由良町では私一人になっていた。
由良町で誰かに聞いてみな。役場でもいいし農協でも同じことやで。畑地区でも門前地区でも、誰もがせせら笑いに風力の被害を否定していた。ここで水俣市の日吉フミコの本に書いてある「水俣病の事を知らなかった」という記述に思い当たる。あの悲惨な公害を見ながら、同じ水俣市に住みながら、教員として働きながら、世間の真実が覆い隠されていたというのだった。
もし偶然にも水俣病の病院の風景を見なかったら、知らないで済んでしまったかもしれない。原田正純やユージンスミスのような奇跡もあったからね。その後が続かなかったから、結局は水俣の風土として定着している。風力発電の被害も同じことだ。地球温暖化とか脱炭素だとか、環境問題に置き換わっているし大義になっている。国連を舞台にした国際政治なんだとか。
中国やアメリカ、ロシアなどを比較して見れば、その奇妙な策略が分かるモノなのにな。日本の政治や行政は、こんなにも貧弱でアホらしいものでしかなかったんやで。「ドイツに習え」とかな。笑えるやないか。まるで太平洋戦争の時みたいに、一億総痴呆化している。日本人の知能の低さを見ないか。原爆を二回も落とされても、爆撃されても、人々は竹槍訓練していた。
爆弾くらいは手で受け止めよ、とか言っていた。それが日本人の正体なんだよ。だから被害地になったら、最後まで苦しみぬいて死ぬしかない。嫌なら出て行け、となる。笑いものにされて死んでいく。恐怖社会なのに、日本人にはその感覚がない。「ワシらは面白うてならんのや」と言いに来るからね。これが結論だ。まだまだ隙間がある。もっと風車を建てればよい、という人がいる。
もったいないんやで、とな。アホのコケ作が、自慢気に吹聴する。東北地方では「風力日本一」と自慢する。狂い放題よ。採算なんてない。タダの演出、見世物なのにさ、検証がない。大本営発表だけがある。同じパターンだ。いつか見た風景だろ。誰一人として【止めろ】と言うことが出来なかった。その意思もなかったしな。日本の民主主義は、じつに空疎な冗談だったんやで。
風力を通してそのレベルの低さがよく分かった。海外ではどの国でも「Stop wind turbines !」と言って抗議している。日本人だけがその意味すら分からない。関係ない。アホよら、というばかりよ。この落差に目まいがする。どうしたらよいものか。国際的に見たら異常やで。それが日本人には分からない。戦争するよりマシか。「由良町、風力発電被害」と検索すると、【被害はない】と出てくる。
これまで【国道を走る車の音だ】とか、精神疾患のものだ、とかエライ弾圧を見てきたものよ。こんなにされてまで、何もできないんやで。アカンわな。日本人が、少数の低周波被害者を淘汰する。優越感、勝ち誇っている。風力発電の麓には気持ちの悪い空気がみなぎっている。卓越した低周波音だけじゃなく、人の悪意が、憎しみが臭い立つ。ワシは名誉に浴する人間や、という。吐き気しかない。これが目的なんだと気が付いている。