低気圧と体調不良の番組

小林先生と話していて、じゃぁ気象庁に電話して聞いてみたら、と言われていた。たしかに測定データはドッサリあると言う。しかし番組のことはNHKに聞いてみたら、ということだった。「NHK、低気圧、体調不良」で検索して見た。添付のページが出てきた。4日前、あの番組の通りだ。しかしなんかヘンだ。クスリの宣伝で覆われている。

天気痛にはクスリでどうぞ、ということらしい。それでかぁ、NHKの番組では薬の飲み過ぎに注意しましょう。かえって体調が悪くなります。みたいなアドバイスが丁寧にあった。インターネット上ではそれがない。真逆になっている。恐ろしい商業主義よな。10年前、風力発電の低周波被害で苦しみ始めたころ、環境運動家たちは盛んに「薬を飲め」と強要していた。

私にもアホみたいに叫びに来たものよ。「なんで薬を飲まないのか」と。しばらくして、谷口さんらからクスリ中毒になって苦しんでいる事態を聞く羽目になる。なんと被害者たちは保険がきくからと、近所のクリニックで大量の睡眠剤、安定剤を飲まされていたのだ。夜、家の中に居られないから表に停めた軽トラで朝まで過ごす。寝るのではない。体を休めるのだ。

霜の降りる冷たい日はさぞや大変な時間を過ごしたことだろう。地獄を覗き込む日々を過ごしていたのだ。「頭がボォーッとして、もうクスリ中毒なんよ。医者を代えようと思っている」そんな話を何回も聞いた。そして彼らは死んでいく。環境運動家は大喜びよ。ジャーナリストたちが言っていたように、考える会などの環境運動家たちは、いったい何者で、何を目的にしているのか、それを知ることが先決でしょ。ということだった。

やがて周囲の人々も被害者の差別とその死を笑いものにする。「ワシらは面白うてならんのや」と。行政の地域対策だ。水俣病と同じやり方よ。今もその環境運動家たちは各地で「土砂崩れが~」と言ってはエセ反対運動を主導している。「だから風力発電には反対なんだ」と。あほ。測定グラフは前ページに書いたとおりだ。気圧変動の線がギザギザになっている。

これは圧力波形だから、周波数分析すると、何ヘルツの所で卓越が見られるか分かる。台風の接近と言っても二日前にはまだ音はしない。つまり聞こえない音、低周波の空気振動、気圧変動が体調不良の原因だったのだ。繰り返される気圧変動。たとえ小さな変動でも、更年期とか、病気になって感覚が研ぎ澄まされた時、人は感覚的にその異変をキャッチするんだろう。

私は視力2.5、味覚は抜群だ。デジタル音とアナログ音の違いが分かる。臭覚も人並みにある。今まで普通だと思っていたけれど、特別繊細な感覚を持っていたようだ。頬っぺたには、風車から伝播する低周波の気圧変動が風のように感じるのだ。心はヒリヒリする。あまり私を虐めないでくれ。谷口さんら被害者たちも、あれだけヒステリックになって抗議していたやないか。それを笑いものにして殺すことが面白いとは。社会の崩壊よ。

その体調不良、もしかして「天気痛」…!? 多くの人が知らない“驚き”の原因 – サイエンスZERO – NHK