『正論』を見ていて、福島の被害を訴える人を否定する記事があった。以前に、この場面をtwitterでやっていたから驚いたものよ。ほとんどの日本人は無関心で、何の反応も見せなかった。和歌山の山の中でも、それは同じことだったよ。
福島の被害の様子は説明するまでもなく、多くの人が自宅を捨てて逃げ去ったから、否定も何も、アナタは何言ってるの? と思うのが当たり前だろう。最近は放射線量の話は出てこない。タブーにされているんだろう。被爆の被害は、甲状腺がんだけではない。
鼻血、鼻から膿のような出物、頭痛や体調不良、様々な症状に苦しむと聞いている。公害の被害はみなそんなものだ。たまたま暴露した人もいるし、仕事でどうしても被害にあった人もいるだろう。twitterなんかでは、ひどい書き込みが殺到した。これほど被害者に対して憎しみを抱く人がいるんだからね。
日本は、いったいどうしてしまったんだと思わないか。風評被害なんて言葉はおかしいたろう。同じ現象は水俣にもあって、「金儲けにやっている」と批判する人がたくさんいる。何人かの水俣人に聞いたけど、「そうなんだよ。みんな金の事ばっかりで」と聞くことが多々あった。
中には、もう聞き飽きたよ、と私の話を聞き流す人もいた。問題の深さは、闇は、もっと深い所にある。被害者差別と優越感だ。同じ水俣に住んでいても、その落差に言葉が出ない。そのメンタリティは福島も同じだ。今まで散々に世話になっておきながら、今さらなんだよ、というわけだ。
由良町の風力被害なんか、もっとすごかったで。完全に人々の精神は破壊されていた。Youtube動画に谷口愛子さんの発言をアップしているから聞いて見たらよい。2018.1/20、1/22日、2019.8/24、2/7日のページにもアップしている。ウソじゃないんやて。ここに共通する日本人の精神性、社会性とは何なのか。
弱者に対する偏見と差別だよ。それが嬉しくてならないのだ。外国でよく見られるように「Stop wind turbines」(風力発電を止めろ)なんて言葉はどこにもない。水俣でもさ、チッソを止めろなんて最後までなかったでしょ。福島なんか見ての通りだよ。否定するも何も、アホかとしか言いようはない。
それを被害を訴えた途端に、人々は一斉にボロクソにわめくのだ。金目当てか、と。ホントに奇異な風景、外国から見たら面白い、というか、アホにされるわな。私は直接、谷口さんの死を笑いものにして喜ぶ人々の場面を何度も見ている。役場であり、議会であり、地域の人々であった。
風力裁判では「風力の被害など聞いたことがない」と原告は言った。地域の人たちは大喜びして笑っていたよ。これが日本人の精神なのか。エライもの見てしまったなぁ、と私は思っている。このホームページを書いていて、今では誰も風力発電の低周波被害を訴える人のいなくなったことに極まったな、と結論を見ている。
全国各地の自称、風力反対運動では「土砂崩れが心配」、「地下水を利用している」なんてヘンテコなスローガンが繰り返される。風車病に苦しむ被害者の姿はない。環境運動家たちの鉄仮面よ。グレタさんの焼き直しでしかないオウムの言葉を、受け売りの分かりやすい再エネの推進だとすり替えしてしまう。
環境運動会だ。カルト宗教になっている。心理コントロール。操られるままだ。今やっている参院選を見ても、再エネの被害を言葉にする人は誰もいない。由良町の風力発電21基の前の国道42号を街宣車が「命を守ります」と言って走っていく。ナニ党なのか分からない。堕ちるところまで落ちたと言うことだ。
なんで誰も反抗しないんだろう。本当の姿に気が付こうやないか。オンリーワンに輝くで。