日本で迷惑なものを、何で海外に、

昨日、テレビで国会中継をやっていて、各党の代表質問を見た。なんと与党も野党も、「どのようにして再エネを推進するか」と同じ言葉を語っていたのだ。そこに風力被害の言葉もなければ、どれだけの効果があったのか、なんて質問はない。まるで全体主義、あのソビエトや北朝鮮の国家社会主義を見るようだった。誰も批判しない。再エネの何が悪いのか、誰の言葉にもないのだ。

10年前、由良町で風力発電の被害に苦しみ始めた時、私や谷口さんらは、それぞれに伝手をたどって、政治家の事務所に押し掛けた。なかには酷い拒否と侮蔑の言葉を聞いたものだけれど、彼らは管内で被害のあることを知っているのだ。その上での再エネ推進の言葉だから、余計に胸に浸みたものよ。問題の大きさを取り違えてはならない、ということか。

あれだけ被害者たちは必死になって訴えたものを。死人に口なしよ。1/20日の産経記事だが、国内から海外へと再エネ事業を展開するとある。景気の良い巨額の投資金額がある。日本で迷惑なものを、外国なら受け入れてもらえるのか。そんなことないわな。風力被害は、日本も外国も変わらない。同じ低周波被害、風車病に危険な意識はとうに知れ渡っている。

発電の役に立たないことだって、日本と同じだ。今更なんで海外に再エネ輸出なのか? ただのコマーシャル記事だとは分かっている。カネのためなら、グローバル資本主義なら、なりふり構わぬ国際政治になる。ODA、開発援助にしたって、そこを追い出された原住民たちの苦悩がある。ハッキリ言って迷惑なだけよ。これまで紹介したように、海外では過激な反対デモが各地で起こっている。

日本だけ、被害者を弾圧して喜んでいる。この事実はインターネットで世界中の人が見ている。産経の記事は、とうに破綻しているのだ。日本にはカネが有り余っているということだ。庶民は貧乏でジッと何かを我慢しているのにね。奴隷みたいなものよ。だから私のような敵を作っては「あいつが悪い。許せない」と笑うのか憎むのか分からない敵視政策、情報操作に人々は熱狂するんやろう。

風力発電は精神を破壊する。社会が崩壊するのだ。これは人災だけど、もともと日本人社会が持つレベルの低い社会風土であったのだ。それが風力発電の被害を受けて明らかになった。被害者が亡くなると手を叩いて笑いあう。地元新聞も風力発電を賛美して媚を売る。政治は役に立たない。