環境ビジネスの正体

「風力発電反対」と検索していたら意外なページがアップされていた。メガソーラーに覆われた風景写真だ。全国各地に建設されていて、環境にやさしい、だとか、サステナブル、石油ドラム缶何本になるとか、適当な作り話になっている。耳触りの良い宣伝文句は、今やすっかり手垢にまみれて真っ黒けよ。広大な自然林から樹木を剥ぎ取り、セメントで固めたり、樹脂シートで覆ったりと、何が自然環境との調和だよ。

なんで誰もおかしいじゃないかと疑問の声を上げないんだろう。莫大な税金を強制的に集めて環境ビジネスは成り立っている。カネを使うということは、それだけ経済活動を行うことを意味するんやで。経済活動、即ちCO₂の排出だよ。8/2日の産経記事にあるように、太陽パネルの稼働率はわずか13%だという。風力発電なんか、もともと風車を回すだけの風が吹いていない。演出なのだ。

こんな風景を集めて、いったい石油や石炭が、どれだけ節約できたのか、と言う調査結果はどこにもない。逆に火力発電のCO₂排出が増えたという記事が日本だけでなく海外の記事にも見られるのだ。すでに結果は出ているだろう。天気任せの太陽パネルや風力発電で、電気の受容が満たせるとはとても考えられない。ウソ八百だったんだよ。政治の世界では、与党も野党も再エネだと言っている。共産党も再エネ50%だと公約に書いてある。

どの政党にも発電効率とか被害とか、肝心な中身が抜けている。口パク、誰かの受け売りの言葉が繰り返されている。アメリカでは、ディープステート(闇の政府)とかいう陰謀説がチョイチョイ話題になる。「Qアノン」なんて言われても日本人にはピンとこないものだけど。それで日本でも同じような闇の組織が政治を動かしているのか? と考えたくもなるのだ。だって風力裁判を経験したからね。

まさか警察が、検察が、弁護士が、堂々と風力被害を否定するなんて場面はめったに見られるもんじゃない。h24年には、風力発電に反対する人を取り締まる警察の様子が記事になっていたけれど、原発反対と同じやな、と国策の仕組みを感じたものよ。私が最初から感じたのは社会の破壊だ。行政や政治家だけでなく、地域の人々が被害者を笑いものにして喜んでいた。

自分たちが風力発電の低周波被害に襲われて、被害者が苦しんでいるというのにそれが面白くてならないというのだ。谷口さんら被害者が亡くなった時には、それは手を叩いて笑っていた。恐ろしい風景だったよ。何が人々をここまで転落させるのか、と『風力発電の被害』を書き記した。由良町では1冊だけ売れたよ。あとは誰も見向きもしなかった。非難轟々よ。私は和歌山の田舎町に住んでいるけれど、これが都会の人でも同じことらしい。

関心がないのだ。大体がすべて自然エネルギーは良いものと思い込んでいて、考え直すことはないようだ。国策だからね。国連の呪文も相当に効いている。アホな日本人よ。よかったら、再エネの何が悪いのか整理整頓して見ないか。詐欺事業でしかないことはすぐに分かるだろう。我々がいかに騙されて、アホにされているのか理解しようやないか。