被害を訴えない環境運動

由良町での風力発電の被害を見て、何が悪いのか、被害者だけではなく、第三者でもその原因は分かってくれたと思う。何よりも私は当初から声を限りに被害を訴えたし、依頼者である谷口さんも死ぬ間際まで声をからして苦しさを訴えた。由良町では知らぬものはいまい。全国的にも、関係者ならその惨劇を、詳しい情報を掴んでいるだろう。

それでも各地の風力運動では、この程度の有様なのだ。どこに風車病の言葉があるだろうか。被害の原因が何であるのかさえ、議論にはならない。つまり被害隠ぺいの仕掛けになっていることが分かるだろう。お花畑という。そんな優しいものではないことが、この記事からはにじみ出ている。調査しましょう。なのだ。景観を守りましょう。

なのだ。海外の風力発電の被害に対する抗議デモと何たる違いよな。被害者はいない。被害を訴える人もいない。自然環境、自然エネルギーのことを考えましょう、というのだ。残念ながら、誰も低周波被害に耳を傾ける人がいない。100人に一人か二人の現象だから、田舎者のことだし、関係は無いわな。しかし風力発電の周囲に1000人が住んでいたら被害者は多くなる。

統計的なものだ。全国の被害者を合わせたら、もっと多くなる。伊豆や伊方、由良町の風力被害者たちはそうやって消されてきた。「あほよら」と笑いものにされてな。こんな悪辣なエセ運動は止めたらどうだろう。苦しみながら死んでいった被害者に失礼だろう。死んでも無視されるのか。アホにされるのか、と化けて出てくるで。社会が転落している。