近況と、今月号の月刊「むすぶ」に投稿したものです。

今、白浜町の椿地区で風力発電計画があって、「考える会」があるようです。しかし、初めから、私の参加とか協力は止めてくれと言われています。三人ほどの人に注意されました。私は由良町での被害地域の考える会のことを思い出しました。同じように初めから私を排除してきました。口汚く非難されて来ました。今日、私をサポートしてくれている人たちにそれぞれ相談してみました
「そんなこと最初からみんな分かっているよ」、「二周遅れて回ってるんだよ。にぶいんだよ」 という返事でした。つまり、最初から推進派が考える会を立ち上げて、住民たちをひとまとめにしていたということでした。手が込んでいたということです。
由良町の南隣、日高町では、こういうことはありませんでした。祖母と曾祖母が日高町出身でして、親父の妹や、祖父の姉妹、祖母の姉妹の家があって、私は何の気兼ねなく、日高町でビラを配ったりしました。また、私に協力する日高町の議員などもいて、地域密着型で反対できました。さらに、由良町の里地区、でも、ほとんどの人が大きな声で反対してくれました。
不思議なのは、これをポカンとして見ている畑地区の被害者の人たちでした。この人たちは、なぜこうも怒って、風力発電の建設に反対できるんだろうか、そうすることができるんだろうか、という風でした。苦しくて泣き叫んでいる人もいるのに、まるで他人事でした。それを隣の地区の人たちは、十分に自分たちのこととして理解しているんだということが分からないのです。
何か苦しいことを発言しようものなら、近所の人が密告して取り締まりの対象として粛清されるからでした。つまり、村八分が怖いんです。後ろ指さされるのが死ぬほど怖いんでしょう。私は、その人から、それぞれに言えない事情を聞きました。言ってはいけないそうです。真っ赤になって怒ってきた人もいました。集団ヒステリーでした。
 
私は、この問題を放置するわけにはいきません。水俣病の場合と同じです。奴らは、水俣病を教科書にしています。こんな人権蹂躙の構造を放っといてよいはずがありません。

WHOはとっくにこういう↓警告を出し、各国は低周波を取り締まる規制を作っているのですが、その情報が日本にはあまり入っていないようですね。
“Health effects due to low-frequency components in noise are estimated to be more severe than for community noises in general” – World Health Organization  

 

 

 

ちなみに『環境省請負業務 平成22年度移動発生源の低周波音等に関する検討調査業務』 報告書  平成23年3月  社団法人 日本騒音制御工学会

で検索すると、184ページに低周波音曝露による健康影響が出やすい人の特徴が記載されています。