環境運動家のウソ

風力発電に反対している人がそのページにアップしていたので反論します。

まず一行目に、騒音健康被害とあるが、これはなんのことだろうか。確かに風力被害者は、風車の騒音がうるさくてならない、我慢できない、と訴えています。もちろん大きな音が絶えることなく地域に響き渡りますから、たまらないでしょう。それで騒音基準で、音圧〇〇dbとすればよいと、誘導されるがそんな簡単な被害ではない。人の耳には聞こえない低周波被害なのだ。

常に彼らは言葉のすり替えをして誤魔化してきた。風車騒音だというのだ。これが1点。

次は、低周波は建物を通過するとある。表現の違いかもしれないがこれも違う。風力発電の発する被害成分は、周波数1Hz、2Hz周辺にある。波長は340mもある。空気振動、気圧変動が被害の原因だ。どこまでも回り込むし、乗り越えていく。宇宙船のような密閉した空間だと低周波被害から逃げられるだろう。日常の生活ではまず無理だ。だからこの表現もおかしい。

さらに、今後の研究や、公的機関の行方に期待したいと締めくくる。アレッ? この人は環境省の報告書や、騒音制御学会の記事を読んだことはないのだろうか。風力被害のことを書いていると思ったら、被害者のことや、助けましょうといった言葉がどこにもない。何のためにこの文を書いたかの理由もない。無責任ではないか。

ご自分は安全なところにいて、こんなことがありますよ、とシレッとしているのだ。大体、環境省や行政が風力被害を否定して、被害者を弾圧していることぐらいは分かっているだろう。そのことをおかしいとは思わないのか、ということだ。問題意識の在り方にこそ、このサイトの問題があると思うのだ。

海外では、地域の住民が協力して「Stop wind turbines !」と抗議している。日本だけが、こんなふうに他人事として、行政の手先として、遠目で眺めているのだ。しかも騒音被害だと問題の核心をズラスようにして。

由良町の風力被害を訴えた谷口さんだけではなく、全国にはたくさんの被害者が悲惨な目にあって苦しんできた。風力発電の低周波被害と、人的な虐待だ。

全国の「考える会」は、まさに風力被害者を黙らせるために設けられた仕組みであった。日本の環境運動は地に落ちた。野鳥の会など、一度でも鳥たちの被害を訴えたか? 誰か一人でも風力被害者を助けたか? 風車を止めろ、と言ったか? 国の政策とはいえ、被害者を騙してカネ儲けする環境運動ばかりなのは日本くらいやで。