ドイツのメルヘンに騙されるな。

Märchenという言葉は、ちょっとした世間話、作り話、口から出まかせ、という意味があるようだ。日本人には、おとぎ話、童話としてのイメージがある。遠く離れたヨーロッパのドイツ民族のことだから、日本人には本当の意味は簡単には分からない。川口マーン恵美さんの本が出たのでさっそく読んでみた。

最新のものなので、すぐに読んでよかったよ。のページにも利用しているDie Welt誌、DerSpiegel誌の引用もたくさん出てきて、なんや同じ情報源から思索をしているのか、と笑えたりする。

この本の趣旨は移民、難民問題よ。日本もこれから移民を受け入れるというから必要な知識になる。それはさておき、再エネ、風力発電もドイツのメルヘンがその根源にある。75年前の日独伊三国同盟もこんなところか。日本人は、なんでこんなアホな話に飛びつくのか、それが私には分からない。

ドイツでは今、「緑の党」が躍進しているという。私のページのトップには、ドイツARD放送の動画をアップしているが、そこに「緑の党」の人々がネオナチなどと共にデモ行進している。「私たちには風力発電が必要だ」というのだ。まるでゴロツキ連中よ。日本の環境運動家たちは、要約するとこんな連中の物真似をしていることになる。一皮むけば過激な環境テロ集団だということが分かる。

移民を受け入れることも、風力発電を建設することも、グローバル社会を目指すための関門だというのだ。それが理想社会の実現、地球温暖化防止になるというのだから、それは違うだろうと考えこんでしまう。「惑星を救え」といったって、それはウルトラマンやウルトラセブンの世界だろう。なんで大の大人がそんなメルヘンに付き合って、多額の税金を浪費して喜ばなければならないのか。

地球温暖化、気候変動の危機、といくら煽ってみても、それはメルヘン(作り話)で、人工的な施策でしかない。常に大声で、テレビや新聞で訴えていかなければ消えてしまう怪しい呪文だろう。日本は平安時代と江戸時代に外国と縁を切って、独自の文化を誇ったと聞いている。明治維新を戦った志士たちは、江戸時代の国粋主義だったのだ。決して外国かぶれではない。和魂洋才とも言った。

ドイツ人とは話していて、とても楽しく抵抗がない。だからと言って、人間に対する考え方は随分と根本的なところで違うと感じている。物真似は止めようやないか。「私たちは日本人です」という基本をもって考えようや。風力発電はウソで詐欺事業です。こんな風力を後生大事に建設する行政、政治、は間違っている。アホな政治談議は止めて、何の役にも立たない由良町の風車を撤去してくれ。