風力発電と弁護士の闇

ある人から紹介されて昨日、弁護士の助言を求めて話し込みました。「あなただけでしょ」「谷口さんを利用して、勝手な話をして迷惑だと言われているんでしょ」「周囲の人にも迷惑をかけているとしか思えない」そう言って、この案件は引き受けられないと言われた。

一生懸命に話した一時間は何だったのかと、さすがに落胆した。話は戻るが、h24年の初め、御坊市出身の弁護士に助けを求めたことが「弁護士めぐり」の始まりであった。昔の遠縁にあたるとかで、その人の親のことを知っていた。一族の供養会にも出席していたと聞いている。

彼は、「これからは再エネの時代だよ。何を言ってもダメだ」という話を言葉少なく言ってから、依頼を断った。遠縁のよしみか、きつい言い方ではなかった。その後、彼は参院選に立候補して落選している。汐見先生、小林先生が活躍した40年前の香芝高架橋の低周波公害の時の弁護士が現役でいた。

早速資料を送って依頼したが、瞬間に断られた。よほど「危険」と感じたんだろう。その時には、s50年代のあの低周波被害の裁判で、国がどう立ち向かうべきかの作戦が立てられていることを知った。風力発電の低周波被害は、初めから対策されていたのだ。私たちは簡単に餌食にされて粉砕された。

まず日弁連は再エネ推進で大幅に自然エネルギーを増やすべきだと経産省などに意見書を提出している。行政に逆らうことは彼らの生活基盤を危うくするらしい。「気候ネット」というNGOを作って文科省などからの補助金、企業からの献金を受けて風力発電のパンフレットを作って啓もう活動をしているという。

大学の学者たちは就職、保身、出世などで低周波測定器をたくさん購入して、しかもそれを使わない、測定しないことになっていた。低周波被害は認めない。日本騒音制御学会、日本科学者会議の論文を見ると目まいがする。海外の論文と比較するとその酷さがよく分かる。環境運動家というフシギな人たちが風力被害者を黙らせた。

「野鳥の会」などは環境影響事前評価、アセスで直接、行政の傘下にある。あたかも自然を大切にと言いながら、実際は真逆の被害否定の協力者になっていた。利権があるようだ。地域の人々に対する世論工作もすさまじい。地区の区長をはじめ、人権委員、民生委員、農業委員、などが被害を否定して被害者を黙らせた。被害を隠ぺいした。

私も散々嫌がらせを受けたからね。政治家はもっとひどかった。由良町議会では1対9で、私一人が被害を訴えた。県会議員、国会議員、どれも受け付けてはもらえなかった。行政はもうボロボロだった。被害はない、被害は分からない、を繰り返す。事故調なども、まるで被害者をコテンパンに跳ね返す仕掛けになっていた。

これらの人々に共通するのは、道徳観や倫理観、正義感が全くない事だった。いったい何が起こっているのか? と私は感動したものでした。言っとくが、『風力発電の被害』に書いたように、この風力被害に関わるようになったのは、谷口さんからの依頼に始まる。亡くなるまで、その連絡は続いた。これまで書いた通り、たくさんの被害を受けてきたのだ。

今、「風力発電被害」「風力発電、低周波」 と検索しても、被害を訴えているのは私一人になっている。以前は何人かいたと記憶している。年とって力尽きた、圧力に屈した、いろいろな事情がありそうだ。海外では、当たり前にSTOP Wind turbines!と抗議している。それも地域の人が団結して、各地で盛んに行われている。

日本には「風力発電を止めろ」という抗議が一つもない。これだけ風力被害に苦しむ人がいて、亡くなり、引っ越したり、人生を破壊された人がいるのに、「被害はない」と繰り返す。ファシズム、全体主義の恐ろしさよな。今回、私を逮捕してまで裁判にかけるという私のブログ記事は、とある弁護士の意見では、「こんなもので裁判しているほど裁判所も警察も暇ではない。まず受け付けないし、棄却されるだろう」と言われていた。

ではなぜ5回も私を警察署に呼んで長々と取り調べを行い、裁判を行うのか。裁判はまだ未定だけどね。司法、立法、行政の三権が、風力発電の被害を認めない。逆らうものは断罪に処す、ということなのだ。そうであっても私は風力発電の低周波被害を訴える。

被害の基準は被害者にある。由良町の風力発電を撤去してくれ。たくさんの被害者が苦しんでいる。苦しんで亡くなった人がいた。