風力発電の被害とは何か

前ページにおいて、谷口さんの声をアップしました。全国の被害地域、建設計画地域には、直接彼女の言葉を聞いた人がたくさんいるでしょう。

普通の百姓のオッサンやオバチャン連中です。大規模な風力発電事業の低周波被害にさらされた時、何と言って抗議したらいいのか、まるで分からないのです。

動転していて、いくつものウソの情報や圧力がかけられます。裏切りもあります。
被害者自身も性格が変わっていきます。

低周波被害とは、そういう症状だからです。「私は今まで何を見てきたんや。人というものがよく分かったよ」と何度も言っていました。

由良町の医者は受け付けません。町の集団検診の時の問診でも、いくら訴えても無視されます。
むしろ厳しい言葉で「へっ!」と拒絶されます。私の検査結果をアップしていますので見てください。

汐見先生は「キサマに医師の資格はない。医者なんか辞めてしまえ」と叫んでいました。御坊市の各医院でも同じでした。

由良町役場は、あの通りひどい言葉で虐待しました。私は懲罰議会、懲罰委員会を20数回も繰り返して弾圧されました。

御坊保健所は、コロッ、と態度を変えて「風力発電には関係しない」と3回ほど私に電話してきました。もちろん私は被害届け、健康被害を訴えました。

地域の区長や副区長、議員やヘンな人たちが被害者に「言ってはならない」と圧力を加えました。
私などは、5人ほどの悪党が取り囲んで叫びまくるのですから、それはひどい有様でした。

結局、一人の弱った被害者を見つけては、みんなで虐待を加えて喜んでいたのです。それらは人ではありませんでした。鬼でした。

権力を嵩に来て、口汚く罵り、自分たちの優越感、正義感を声高に叫ぶことが楽しかったのです。
それは役場職員も同じでした。堂々と、悪態をついて褒められるのですから。

今回の風力発電の被害では、「考える会」や野鳥の会、日弁連など、環境運動家が悪さをしました。
前頁の「あのちゃんマンガ」で紹介したように、判で押したように同じ言葉を繰り返しました。

あたかも低周波被害を心配しているかのような顔をして、何重にも取り囲み、「ドイツでは・」とかいって、自然エネルギーなどの受け売りの言葉を吹聴しました。

特に被害者や訴える人を離反させました。見事な被害者潰しでした。風力発電は効率の悪い電源です。そして地域の風景を破壊します。

しかし、そんなことは健康被害とは関係ない。知らん顔して問題をすり替えようとする人がいます。これも戦略の一つかもしれません。

畑地区ではたくさんの被害者が苦しみながら亡くなりました。谷口さんが亡くなった時、10数人の人が私に「アイちゃんはガンで死んだんや」と言ってきた人がいました。

何を考えているのか。由良町議会では、この言葉を議員たちは合唱していました。

これほどまでに風力発電は地域にダメージを与えます。水俣市と同じです。加害者に罪の意識はありません。

外部から見ると、なんと奇妙なことかと思うでしょうが、地域社会なんて、ペテンに掛かるとこんなものでした。伊豆や伊方を見れば分かります。

私は、何としても由良町の風力発電を撤去してもらいたいのです。それしか解決はありません。