山田大邦先生の論文です。

やっと、まともな論文が出ました。とても重要な、わが国初の観測データに基づく意見書です。

山田先生は、長年、風力発電の低周波被害を気にかけて研究されてきたと聞いています。
今、稼働している風力発電についても、「停止が必要」との見解を示しています。

行政は、有害成分として、卓越した周波数(30dbの突出)があるのに、それを測定せずに評価しなかったのです。
まさに水俣病の公定法と赤木法の測定差でした。被害を隠ぺいするための測定でしかなかったのです。

実はアメリカやヨーロッパでは、すでに突出した被害成分のあることが報告されています。
ただ、被害者から見ると、被害は低域の空気振動、気圧変動によって生じます。

暗騒音(バックグラウンド ノイズ、自然な状態)が私の住む田舎町のように低く(30db程度)、静穏な地域ですと、人工音が40db程度の位置の音圧変動でも、辛い症状になり苦しみます。

有害な成分が突出するからです。これでは基準値の設定はできますまい。
環境省のQ&Aには、「卓越した成分はない」と言い切る理由はここにあります。

また、風車の回転を抑えて、ゆっくり回せばよい、かのような記述がありますが、倍音の数値が、被害成分が、0Hzの方へ移行するだけで、別の被害症状に苦しめられます。

つまり、ゆっくり回して、いずれ停止させても、自由振動により、有害な低周波音(気圧変動)が発生します。これは由良町で測定した時も、同じ意見交換をしています。

たしかに私は当初、「夜間の停止と回転数を落としてゆっくり回してくれ」と主張してきました。
しかし風力発電独特の低周波被害を研究するうちに、ゆっくり回しても被害はなくならない、ことが分りました。実際に測定してみると分かります。

さて、由良町で測定した時、被害成分の測定できたのだから、これを使って活用してほしいと話しました。
せっかく由良町まで来て、たくさんの測定をして、被害者の聞き取りまでしたのに、それ以上の成果をあげることができませんでした。

山田大邦先生の面目躍如です。由良町での測定データは、山田先生と同じ観測データでした。私たちは、同じことをしていたのです。
Youtubeで、morio yuraで検索すると山田先生の発言を一部アップしています。

また、私は、ここでも被害に苦しむ人たちの解決に向けて、一行ほしかったと思います。
田舎者の被害者が、何重にも工作員、スパイに囲まれて、ロボットのようになって死なねばならなかったことです。

私は許すことができません。人災なのです。季節風が吹き始めて、私もずいぶん苦しめられています。
何卒、私たち被害者を助けてほしいのです。風力発電を止めてください。