由良さん、これなんや?

早く風力被害の二冊目を書こうと思いながら、「これなんやろ?」という谷口さんからの疑問の言葉に、何度も足踏みをしている。被害者対策として仕掛けられた企み、罠であることは分かっているんだが、周囲の人がこれほど簡単に敵意をむき出しにする事態に、「どうしたんよ? 何があったんよ?」と理解の行方を求めるのだった。今まで仲の良い友達だと思っていたのに、と続く。

同じ風力被害者であれ、それはみな同じことになっていた。引き剥がし。分断。人々は簡単に手のひらを返していた。せせら笑いと共にな。いや、ワシらは面白うてならんのや、と大声で笑いに来た人もいるから、相当な圧力というのか衝動があったはずなのだ。人が苦しんでいる。そして死んでいく。それを見ながら何が面白いのか、と書いてきた。

汐見文隆医師が生きていた2016年までは「低周波被害者の会」があって、低周波測定器を持って、何が被害を及ぼしているのか、物理的な把握をしようじゃないかと活躍したものだよ。海外ではSteven Cooperや Henning Müllerなどの低周波測定の論文があって、これが世界の常識になっている。汐見先生の書いた本には同じことが書いてあるのだ。

先生の周りにはいつもたくさんの環境運動家が取り巻いていた。だから彼らが知らないはずはないのだ。それが何で「土砂崩れが心配」の言葉になっているのかと疑問で一杯だね。汐見先生と窪田泰さんがいなくなると、低周波被害者の会はすぐに破壊されていた。自称被害者たちには何も理解がなかったのだ。窪田さんは悪口の塊だったし、その次は私に対する拒否ばかりになっていた。

自称・会員さんとは何だったんだろうね。内幕をバラスと、風力被害者たちは真剣に怒っていたようだ。窪田さんにも、私にもな。無理して被害の原因である風力の低周波を測った人もいる。それでも事態は変わらない。イラつき、怒るわな。初めから低周波の測定を拒否した剛の者もいる。私も怒鳴られたよ。汐見さんや窪田さんの分まで引っ被って怒られるんだからね。

何で? と思ったよ。風力の低周波被害に苦しみながら、なんで私が憎まれるのかと思った。同じことは由良町の畑地区でもあって、低周波測定器を見せた途端に怒鳴りつけられた。それほど危険なシロモノだったらしい。感情的な爆発を見たから、それなりの学習をしたんだろうね。だから前ページに書いた地域の人々の低周波測定データは、摩訶不思議? 何やってんの? としか思えなかった。

私は完璧に拒否されていたからね。お邪魔であったのだ。それは今も変わらない。やはり私も感情のあるただの人間だからさ、辛い場面は見たくないわな。差別心。私の家柄自慢が噴き出すんだよ。それで嫌われて失脚してきたと戒めとして伝えられているのにね。だからこそ血筋を自分で確認している次第さ。千年経ってもそれは変わらない。

それがこんな田舎町では、歴史のあるエシミ(羨望)として判断されるらしいのだ。じつに私が最後の一人になっていた。余計に源氏かなんかの公家の血が騒ぐ。京都が嫌で由良に都落ちしてきたくせに。ふとtwitterを見ると、いつもの「土砂崩れが~」が載っていた。これだけ風力の低周波被害に苦しみ、環境省の調査報告書では散々に弾圧の限りを尽くしているというのに、彼らは連携しているな。

風力の被害とは土砂災害だ、というのだった。東北や北海道ではおなじみのトリックだよ。九州や中国地方でも同じ論理を振りかざしている。全国共通のエセ、ニセモノたち、環境運動家のやりたい放題だよ。それに実際の風力被害者たちはコテンパンにやられてしまうのだろう。健康被害の原因は分かっているのに。被害者が、自身でその原因を否定して、土砂崩れだというのかい。

狂っているじゃないか。だから環境省のページには「精神疾患のもの」と書かれるんやね。私もそうとしか思えない現実を見てきた。しかしな、ここでも海外の風力反対運動、抗議デモを見比べてみよう。日本の全国でやっている自称・風力反対とは何たる違いよ。真逆じゃないか。被害に苦しむ者を否定して弾圧を加える。黙らせる。地域から叩き出す。

なんやこれは? と驚くのは私一人かい。この現実を見て、何か言葉にする人がいてもよさそうに思わないか。私は、幕末に見られたように、各地には正義を自負する志士がいつの時代にも存在すると思っている。吉田松陰や大塩平八郎のように、具体的に行動する人が出てくると考えるのだ。日本には風力発電は無理だ。

風力被害地では、いったい何が行われているのか、人々の悪意は、どこからやってくるのか、善意は戻らないのか、考えを巡らそう。土砂災害じゃない。こんなバカな論理を振りかざす奴らは悪党としか思えないのだ。風力発電を撤去してくれ。低周波被害に苦しむのは私だけじゃない。弾圧は止めろ。

Annoyance and Wind Turbines – Society for Wind Vigilance | Waubra Foundation
https://waubrafoundation.org.au/resources/annoyance-and-wind-turbines-society-for-wind-vigilance/