全国で可笑しな風力の病気になる。

汐見文隆医師が低周波被害のカラクリを明らかにしてから随分と時間が経っている。同時期に、アメリカのニーナビアポントも同じ書き方で、『Wind Turbine Syndrome』を出版して話題になった。被害者には聖書のような本だろうて。それに対して行政や政治は否定の立場をとる。

業者はもちろん被害を否定するし、被害の苦しみを訴えるものに対して様々な策略をもって封じ込めてきた。どちらも同じことなんだが、それぞれの立場によって、これほど明確な被害者の弾圧もない、と私は訴え続けてきたものよ。今も由良町では私一人が変わり者で、誰もがアホにして喜んでいる。

みんな幸せなんだよ。仕組まれた社会の支配よ。誰も何とも思わないし、「ワシらは何でも知っている」と言っているから、常にネジを巻かれているようだ。魔法から覚めては困るからね。しかし太平洋戦争の後始末を見ても、日本人は刷り込まれた呪いから覚めることはない。

当時の少年飛行兵と話したけれど、全然そのまま年取っただけで、今でも招集があれば特攻に参加するつもりやで。それをボケた年寄りとも思わなかった。洗脳とか、服従とか、教育によって、とか言うんじゃなくて、日本人社会とはそういうものでしかないのだ。

とくに風力発電の被害では、年寄りたちの真摯な無抵抗なひれ伏してしまう実態を見た。被害を訴えるものをヤリ玉に挙げて、弾圧して笑いものにして消し去ってしまう。その人が死ぬと、手を叩いて笑いあう。アレアレ、すごいじゃないか、と驚くばかりだったよ。最初は由良町議会でそんな光景ばかりを見せられた。

地元新聞にも何度か載ったから、町の配りものにも同じ記事にしていたから、私は一躍スターになっていた。何が悪い。先祖の遺伝子が蘇った瞬間よ。少し身震いしたかな。それがまた年寄りだけではなく若い人も、子供までもキャーと言って逃げ出すのだった。面白い現象よな。

まったく誰も味方してくれなかったことは見ての通りだよ。残念な結果だけれど、こんなことでしかなかった。添付写真は由良町の北側の山々に林立する風車群だが、麓にはたくさんの人が暮らしている。狭い谷間には有害な低周波空気振動が充満しているのだ。風車が稼働して、すぐに倒れて死んだ人たちがいる。

口止めに二重サッシを付けて口止めの契約を交わした家もある。役場と業者が一体となった隠ぺい工作だ。それを谷口愛子さんは会合でヒドイじゃないかと訴えたのだ。誰も反応しなかったね。逆に、包囲網だけが固められていく。他の被害者もそうだけれど、抵抗できなかったんやね。

人々は笑って喜んだ。私は初めから拒否されていたから、つかみ合いのケンカになることもなかったのだ。ある意味、蚊帳の外だった。h18年の東伊豆町の惨劇を見るようだったよ。あたかも心配するフリをして騙まくらかす悪党の喜びようよ。これも全国で同じやり方を見る。

「由良さんは自作自演をしているんやで」というのだった。田舎の百姓がまた難しいこと言う。普段は語彙の少ない素朴な田舎者がだよ、新聞も読まない者が、風力のことになると途端に居丈高になっていた。彼らに精神的な自信を与えたのは何だったのか。プライドじゃないよな。私に対する憎しみと見る。

その程度のオウムであった。添付URLには東北の医師がヘンなこと書いている。汐見先生は「キサマに医師の資格はない。医者なんか辞めてしまえ」と怒っていた。由良町の集団検診でもさ、医者に、風力発電の低周波で…、というと知らんフリされるんやで。

そして頭痛がする、目まいがする、と訴えても異常なしと書きつけられる。私はもうそんな検診に行くのは止めたよ。そいつらは散々精神安定剤や睡眠薬を処方して儲けているんやで。クスリ漬けにされて風力被害者は殺されたんやで。殺人者なんだよ。彼らはカネ儲けになったと喜んでいる。

そして私や、汐見先生の訴えを拒否したことはこれまで書いてきたとおりだ。転落した人、倫理観のない商売人よな。由良町での出来事を直接見て知っているから、東北のけた違いな被害でも、人々の幸せな様子が理解できるのだ。水俣や福島の被害対策と同じやり方よ。

すぐに風土病みたいに馴染んでいく。「風力はワシらのもんや」とな。日本だけ、「Stop wind turbines」の言葉がない。なぜなんだろう? と思うのは私一人になっている。これが不思議で面白くなっていた。土砂崩れが心配、とか、地下水が濁る、とか、水源地が近くにある、とかさ。

いろいろ考えたガセ言葉が氾濫する。環境運動家という日本独特なピエロたち。誰も怒らないね。私に対する怒りはたくさん見て来たけどな。全国で急ピッチに風力発電が建設されていく。誰も止めるのがない。政治問題は的外れだ。結局、そこに住む人のクオリティ、質的なことでしかない。

騙される方が悪いのか。いやいや、やはり悪いものは悪いで、と判断する理性が必要よな。それをなくした時、人ではなくなるのを見てきたのだよ。

http://www.bios-japan.jp/seishin103.html