何のために? と思わないか。

h23年11月末から、私は谷口さんら被害者から、風力発電の低周波被害を訴えてくれ、何とかしてくれ、と頼まれてきた。それまでには彼らは、個々に由良町役場や区長に被害の実態を直訴していた。東伊豆町や南伊豆町、伊方町などの風力被害者とも連絡を取り合っていた。

同時に、メーリングリストとか言う環境運動家たちが襲い掛かってくる。伊豆や伊方で活躍したらしいのだ。それらは被害隠ぺいのための仕掛けだった。環境省は低周波被害を否定する。その手先として、野鳥の会などが現地で活動していたのだ。それは今も全国各地で同じ作戦を実行している。海外の風力反対、抗議デモと比較して見れば明らかだ。

あたかも心配する風を装ってのペテンだったのだ。さて今日の天気を検索した。風なんか吹いてはいない。風もないのに風車が回っている。h24年にジャーナリストたちが我が家に来て、あれを見て、なんかヘンだと思わないか、と私に言った。風車の所だけ風が吹いているのか。違うだろう。風車の根元まで行って見る。ブンブンッ、と鳴っていた。

ときたまキューンッと高音が掠める。直接、風車による風圧がある。空気振動、気圧変動だ。異様な雰囲気に気持ちが悪くなる。人がいられる環境ではなかった。原因がよく分かったでしょう。互いにそう言いあったものよ。あれからもう10年になる。谷口さんらは亡くなり、他の被害者たちはすっかり大人しくなっていた。

いや、私に対する憎しみを募らせていて近寄れない。催眠術を掛けられているんだろう。何を話しかけても会話にはならない。ロボットみたいだ。過激になっているので、刺激しないようにそっと立ち去る。人々は、風力の被害など聞いたこともないと言っている。由良町だけでなく、全国の自称、反対運動の合言葉だ。

じゃぁ、何で反対しているんだよ、と彼らの心理構造にバカらしくなる。操り人形なのさ。添付の風力写真は近隣のものだ。広川町との間にある水越峠に行くと、紀伊山地にはたくさんの風力発電が林立している。その麓にはたくさんの人が暮らしていて、風車病に苦しむ人がいると聞く。人々はそれが面白い。

地元新聞は地域活性化だと絶賛していた。自然エネルギーだと言うのだ。谷口さんらはそれらの記者を自宅に呼んで訴えたのだが嘲笑われただけだった。私までも笑いものにされたよ。トンデモナイ話だとさ。やがて被害者たちは地域対策で消されていく。その有様を、何もできることなく見ていることしかできなかった。

29回の一般質問や定例議会で、懸命に訴えたけどな。懲罰委員会や懲罰議会がすごかったぐらいか。誰一人として、被害者に寄り添い、味方する者はいなかった。今でもそうでしょ。各地の自称反対運動は、「土砂崩れが心配だ」と言っている。アホに付ける薬はない。風速10m/秒の風がないと発電しない。では、なんで風車が回っているのか。

誰も疑問に思わない。長崎のハウステンボスの観光風車は、いつものんびりと回っているからね。それらは中国企業に買い取られたと聞く。関係者は大喜びだ。町長は風力発電を扇風機だと言っていた。環境省のページにも風車と扇風機を並べて説明していたものよ。これで地球を冷やすのだ、みたいな感じか。

実際は、風車の直径は80mもあって、鉄塔の高さは100mもある。30㎝の小さな家庭用扇風機とでは、比較にならない。音源の大きさ。エネルギーの大きさよ。特殊な音の場ができるらしい。風力被害地域では、その音の場から逃げることはできない。気圧変動だから、窓を閉め切っても効果はない。

だからこそ被害者たちは、表に停めた軽トラの座席に座って、朝までの辛い時間を過ごしたのだ。アホよら、と言うか。実際にどうだろう。こんな風で発電して、役に立っていると考えるか? 実は、私は以前建設コンサルタントをしていたから、発電するための風がないことを知っている。当時の行政マンも、もちろん知っている。

守秘義務か。黙っていれば保身になって政策のためになるのか。いつもご協力ありがとうございます、ってか。彼らのアホさ加減には参ったよ。何のために風力発電をやっているのか、その理由を知りたいとは思わないか。環境省の報告書を俯瞰して見るのも面白い。難しい高等数学の数式が書いてあるので、そんなものに騙されてはならない。

トリックとウソがぎっしり詰まっている。国が、ここまでやるか、と驚くで。その秘密が、段々と明らかになる。ウクライナの戦争でそれがよく分かっただろう。風が吹けば桶屋が儲かると言う。ドイツに習え、のスローガンの意味が分かっただろうに。岸田首相は、再エネの速度を加速するとテレビで言っている。恐ろしい政治だよ。苛政は虎よりも猛し。いつか来た道。