原点に返ってみる。

ニーナピアポントの『Wind turbine Syndrome』はh19 年だから、汐見文隆医師の『左脳受容説』と同じ時期になる。わりと読みやすい英語で書かれているけど、辞書を片手に睨めっこしなければ私には読めなかった。小林芳正先生が翻訳して送ってくれたので、やっとこういうことか、と理解を深めたのだ。トップページに「第一章」の翻訳があるからぜひ見てください。そこに風車病のすべてが書かれてある。

ニーナビアポントも汐見・小林両先生も、風力被害者ではない。それでも、ここまで踏み込んだ事件の内容が、被害者でなくとも、被害の苦しみが理解できるんだということを示している。10年ほど前には、日本でも、たくさんの風力被害者が抗議のデモや投稿を行っていた。インターネットの出始めの頃で、まだiphoneはない。被害者たちは懸命に苦しさと戦い、何とかしてくれ、助けてくださいと泣いて訴えていた。

覚えている人もいるだろう。今はすっかりそれらの記事は消えている。風力被害者もなくなって、「風力の被害など聞いたこともない」と言っている。そして各地の自称、風力反対デモでは「土砂災害が心配です」と繰り返している。そこには風車病に苦しむ被害者の姿はない。得体の知れない環境運動家や御用学者、自然保護団体などの仕組まれた集団組織だ。プロフェッショナルと言っても過言ではない。

環境ゴロ丸出しよ。産廃のニセ反対運動とやり方は同じだ。本当に反対したい人を特定して封じ込める。風力発電の場合は国策だから行政と政治が深く関わっている。最初、私は分からないものだから一生懸命に由良町の風力被害の情報を提供したものだよ。お門違い。笑いものにされて吐き捨てられていた。政治的にも各政党は堂々と低周波音被害を否定して記事にしていた。政治はまるで役には立たなかった。

あの戦争の時もそうだったから当たり前の話か。大本営の発表とな。我々日本人の民主主義とは、自ら勝ち取ったものではない。上から与えられたもの、でしかないのだ。だからその価値が、どれほど高価なものなのか誰にも理解されていなかった。水と安全はタダだという。イタイイタイ病や新潟水俣病は、上流の水が原因だった。悲惨なことよ。今もそんな魚は食えんわな。

これまで私は海外の風力反対運動、抗議デモの様子を紹介してきた。しかしその事実が日本人にはどうしても伝わらない。「ここは日本ですよ。なんでそんな海外の事ばかり言うんですか」という由良町役場幹部職員の言葉が木霊する。町民が苦しみながら死んでいる。その事実を被害者から直接聞いても結果を見ても分からないらしいのだ。いや、彼らは笑って喜んでいるから、何かを知っているのだ。

「馬鹿め」ということだ。そのアホ役を私一人が演じている。それはもう弾圧の嵐だよ。その様子を写したDVDを100枚ぐらい全国に撒いただろうか。誰も反応しない。そりゃぁ、前記のような環境運動家たちだから期待はできんわな。文字通りの私の独り相撲であった。中には送り返してきた人も結構いた。迷惑です、と。何が悪いのか、もう皆さんにも分かっているはずだ。

人が、人に対して何でこんな酷いことをするのか。それを笑いものにして消し去る社会とは何なのか。私なんかは村八分だよ。それを見て、被害に苦しんでいることを声にできない人がいるという。結構じゃないか。死ぬまで黙って俯いていろ。人を介して、私にそんなアホな引っ掛け話をもってくるな。これまですべての自称被害者が手のひら返しで裏切って行ったからね。私を訴えてやると息巻いていたものよ。

風力発電は精神を破壊する。ニーナビアポントに書かれた被害者の言葉は真実だ。それを笑いものにする日本人とは何なのか。社会の破壊なんやで。目的があって、発電もしない風力発電を林立させて、被害者を弾圧する。関電は分かっているはずだ。企業秘密もクソもあるかいな。環境運動だという各地の「考える会」、いったい彼らは何者で、何を目的にしているのか、精査する必要があるだろう。

忍び寄る中国やロシアの脅威がある。その前に日本社会が破壊されている。このダメージは大きいわな。風力発電は頭をやられるで。弾圧する方もヒステリックになって、言われたことは何でもやる。谷口さんからもその酷さを伝え聞いている。最後に、何度も泣きながら電話してきたで。彼らのウソを暴こうぜい。