被害地の惨状

全国の被害地は既に同じことになっているから、とくに珍しくもないだろう。10年前はしかし、どうなってるんやと驚くばかりだったよ。近所の年寄りからは差別のあることを聞かされたし、それが実際どんな汚い状態であるのかも見ることになった。水俣の本にはそんな場面があるから読んだ人もいるだろう。

同じことだよ。添付記事にあるように、同じ集落に住みながら人の苦しみが面白かったのだ。私は門前地区と言って、1㎞ほど離れている。だから外側から見てのアホらしさもよく見えた。地域コントロールは、こんなにも悲惨なことなのだよ。その地区の人は、他の地域の人に対して、「風力の被害など聞いたこともない」という。

聞いている方は、目の前で21基の風車が回っているから、どういうことになっているのか手に取るように分かっている。感心して、さも笑顔で答えている。世間の付き合いだよ。アイちゃんにはえらい目に遭ったなぁ、谷口さんが亡くなってからしばらくの間はこんな言葉が飛び交った。低周波被害、風車病の言葉はどこにもない。

畑地区の被害者たちも笑っていた。何がそんなに嬉しいんだろう。私は風車病で苦しくてならない。そのことを伝えても誰も相手にはならない。「ヘッ」と吐き捨てられる。「それは分からんことやろ」と睨みつけられる。被害者に対する答えは、誰に指示されたのか全く同じやり方で「否定」「拒否」であった。

その人たちの嬉しそうなことよ。ワシは体制派なんや、ということだ。それまでは私を鷲掴みにして泣いて苦しみを訴えていたものをさ。その人たちも順次亡くなっていく。中には私に何か言いたそうにジッと見つめる人もいた。社会の付き合いがあることも聞いた。彼らは自らの意思で低周波音被害を受け入れて死んだのだ。

町長が受容義務があると言った通りによ。添付写真は3Dの写真地図だ。全国どこでもこのように風力発電が消されている。よっぽど見られてはマズいんだろう。これも情報コントロール、心理操作なんやで。日本だけ、徹底して管理が行われている。何がそうさせているのか。日本人を家畜の様にして管理することがそれほど必要なことなのか。

日本だけ、「Stop wind turbines」の言葉がない。それは君の心そのままやで。

ある風車被害者の独白