日本はレジャーランドか。

風力発電も神事になりましたなぁ。祝詞を挙げて、真榊を奉納して、皆、神々に奉仕奉るのだ。風車教とはよく言ったものよ。アニメのイラストもよく出来ている。子供たちが喜ぶだろう。この地域は特に環境運動家や御用学者が支配していた。市民運動として風力発電を賛美してきた。

サティアン。そんな新興宗教がありましたなあ。誰も抵抗することができなかった。今回の風力発電も、既にたくさんの被害者が苦しんでいる。伊豆や伊方で聞いたとおり、由良町でも、それは酷い惨劇を見た。人々はそれを見て、手を叩いて踊って喜んでいた。

旧約聖書にもそんな場面があったな、と思い出している。人間のやることは、2千年経っても変わらない。ヒツジ、生贄が必要なんだろう。風力発電は観光資源になる。そう言われてきた。私の所にも、「由良さん、由良町を通った時に山の風車を見ましたよ」と連絡してくれる人がいる。

何かしら刺激的な風景らしいのだ。あるいは、風力の被害地域に新築の住宅が建っている。「なんで? もし被害があるならワザワザそんなとこに家を建てないでしょう」と言ってくる人がいる。知らんよ。その人の勝手でしょ。でもいろんな人がいるな、と感心はしている。

風力被害があることぐらい皆知っているのだから。私は近づかないけどね。人ほど怖いものはない。風力被害にあってから、つくづく思い知ったことだった。結局さ、各地で風力発電の建設が進んでいるけど、誰も反対しないし、抗議デモもしなかった。

「土砂崩れが~」、「海底の砂が~」といった奇妙なスローガンだけが神事に消えていく。私のように低周波音の被害に怒って、被害者たちの依頼に「風力発電を撤去しろ」なんて言う人はいなかった。 だからかな、「アホよら、アホよら」と手を叩いて踊って見せる話も聞かない。

あれは私向けに催された神事だったのだ。ご苦労なことよ。谷口さんらの死者の舞い、今はそう思っている。この記事の人たちだって、祝賀会を開いてまで喜んでいる。悪魔の饗宴よ。