異様な参院選だった。

7/10日、自民党なんかに入れるものか、と投票に行った。これほどはっきりと目的をもって投票用紙に書いたこともなかったよ。ところが開票速報を見ながら、どうもおかしいなと驚く。自民の圧勝だ。いろんな小政党があったけど、どれも票が伸びない。和歌山では「くにもり」というのが威勢の良い街宣をやっていたと思ったけど、尻切れトンボだった。

何を言っているのか分からない。それは他の小政党でも同じことだった。今回の参院選では、「低周波音被害を否定する」と題したアンケート結果が各政党から出されて目をむいた。各地では今、風力発電の建設が進められていて、低周波被害、風車病が問題にされる「ハズ」だったのだ。このページで私は何度も繰り返して「土砂崩れ」じゃない、ウソつくな、と各地のエセ反対運動のトリックを訴えて来た。

今回の選挙では、さらに「低周波は関係ない」と政治運動として明らかにされたのだ。どちらが本当か? なんて明らかなことだ。いろんな意見はいらない。しかし結果は、見ての通りだ。低周波音被害を否定する自民・公明が圧勝した。黒を白と言い換える。烏は白いのだ。人々の笑い声が聞こえる。低周波被害者へのアクドイ弾圧よ。

「低周波被害を訴えるものは精神疾患のもの」、法律を作ってまで、それを政治信条にしてまで被害者を弾圧する。私以外に、誰も抗議をする人はいなかった。被害者さえもな。これが海外なら、「Stop wind turbines !」と言って抗議デモをしたことだろう。各地の自称、風力反対運動が、いかに偽物であることか。なんで被害地の人々はそんな自民や公明に投票するんだろう。

私が間違っているんだろうか。いやいや、いくら選挙や政治でも、人が苦しみながら死んでいく、風車病の苦しみは真実だ。その被害者を否定して弾圧することが可笑しいのだ。谷口さんら被害者が苦しみながら亡くなった時、人々が手を叩いて笑って喜んだはずだよ。トテモ、トテモ。時代の裂け目は、これから一気に加速する。日本人が魔法にかけられたように夢中になって日本人を虐待する。

オウムの様に注入された言葉だけを繰り返す。集団ヒステリーはすでに各地で行われている。日本の風力反対運動を見ていてそう思わないか。私は県や国の担当官が、被害者をあざ笑う場面を何度も見た。私を汚い言葉で罵る声も聞いた。それが今回の参院選挙に結果として結実したと言うことだ。あの谷口さんらの悲しい訴えは何だったんだろう。

今では吐き捨てられることもなくタブーになっている。憂き事のなおこの上に積もれかし、いや、もう見たくもない。それでもこれから惨劇を見ることになる。由良町で起こったことが、全国で嬉々として行われるのだ。それを楽しみとして各地の人が待ち構えている。与党も野党も一緒になって、全体主義にのめり込む。あの戦争の時もそうだったんだろうね。

誰も負けるなんて思わなかった。アメリカや世界相手によ。日本人のアホさは、行きつくところまで行くしかない。私は相変わらず、風力発電の低周波被害を訴える。由良町の風力発電を撤去してくれ。耳鳴り、目まい、頭痛で苦しくてならないのだ。