風力発電に参照値は使えない?

由良さん OHさんと話す機会があって、下記のことを初めて知りました。ご存知でしたか?環境省のとんでもない見解です:

 Q9 『参照値』は風車(風力発電)には適用できないのですか?

A9 『参照値』は、ある程度の時間連続して低周波音を発生する固定された音源からの音圧レベル変動の小さい低周波音を対象として設定したものです。【風車からの騒音・低周波音は、風速によってローターの回転や出力が変わるため音圧レベルや周波数特性が変化する、風向 によって音が拡散する方向が変化するという特徴があります】。
 このため、『参照値』を風車の低周波音に適用することはできません。

低周波音問題に関するQ&A

風力発電から出る低周波音は、そりゃ風に依存するからずーっと一定ではないでしょう。でも実際上、かなりの継続時間に渡って、ほぼ一定の低周波音(周波数もレベルも)を発生してるだろうということは明らかです。上の解説は「非科学的」としか言いようがありません。 小林

【私の考え】 さてさて、なんと反論したらいいのか言葉に詰まってしまいます。風力裁判の時、検察や警察は、「低周波に関する法律はないんだよ」と声にして、あだ笑いました。何がそんなに面白いんだろうかと見返しながら、私を犯罪者にして弾圧することが決められているんやなと理解した。吉田松陰も最後はそう思ったことだろう。ソクラテスの弁明はしなかった。

ここにある参照値とは、何を意味するのか。基準値なのか。何かの境界値なのか。文字の意味からは、参考にする、ということか。あちこちの文献には参照値の決定について細かな説明があるから、それには触れない。ただ、低周波を感じる、感じない、その感覚の限界を示したものらしい。

添付資料には、汐見文隆医師、窪田泰が作成した低周波音被害者の分布図を示す。音圧db-周波数㎐の分析図で、なんと参照値とは遠く離れていることよ。つまり参照値と低周波音被害とは関係がないことが分かる。健康被害の原因は、空気振動、気圧変動なのだ。

風車が止まっている時、回っている時の差を見ても、低周波音の高まりは明らかだ。私のyoutube動画「morio yura」には、卓越した被害成分が上下に振動している様子をアップしています。ここに示したFFT解析と同じ結果です。ではなぜ振動学の権威、小林先生がこんな言葉になるのか。これが環境省のトリックなのだ。

「低周波のQ & A」には理解できない言葉が散りばめられている。毎年のように公開されている「移動発生源の低周波音等~」を見ても同じように被害の否定が繰り返されている。目的は被害のごまかしだ。h23年の報告書には、ハッキリと「被害を訴えるものは精神疾患のもの」と書いてある。

だから「Q9」にしろ、「A9」にしろ、同じ目的をもって読む人をアホにしているのだ。これが環境省の目的であった。水俣でも福島でも同じことをやっている。日本人として、情けない行政だと思わないか。何度か環境省に電話したけれど、それはヒドイ言葉で罵られてきた。北朝鮮顔負けの窓口が用意されていた。

由良町役場もそうだったけどな。すごかったで。環境運動家は大喜びだよ。各地で自称、風力反対運動があるけど、「土砂崩れが心配」とかさ、「風景が悪くなる」とかさ、人間が健康被害を受けて苦しんでいるのに、彼らはまるで風力業者の手先、いやいや風力発電と一体になっている。

グレタさんと同じで、もともとがセットになっているからね。当たり前なのかもしれない。それでも海外では、「Stop wind turbines !」と言って抗議している。日本だけ、その言葉がない。なんで? それより被害者を弾圧していじめ倒すのが面白い。畑地区の谷口さんらが苦しみながら死んだときの喜びようよ。

それが目的だったのだ。今も平気で罵られるからね。地域の人々も楽しんでいる。癌で死んでも、脳梗塞で次々と死んでいっても、人々は笑顔で喜んでいる。私が何か言おうとすると、「コイツッ」と口々に叫ぶのだ。伊豆や伊方では、被害者たちは逃げ飛んでしまったと聞く。それがおかしいんやね。アホに付ける薬はない。