和歌山にカジノが出来なくてホントによかったよ。

あの時、由良町議会では議決までしてIRカジノ建設の請願を政府に提出した。多分、周辺の市町村議会でも同じことだっただろう。もちろん反対したのは私一人だけ。しかも風力被害を訴えていたので、もうコテンパンだよ。汚い言葉で罵られていた。今もそれは変わらない。

なんでなんやろ? と疑問の消えることはない。私はパチンコでも麻雀でも、賭け事は苦手で、馬券売り場などを見ると、こりゃあかんな、と思っている。映画『ゴッドファーザー』を見るとそのことが分かるではないか。日本のやくざ映画にもそんな場面がある。

一般の生活空間じゃないわな。それをなんで政治が、行政が、外国のカジノ会社を誘致して喜んでいるのか。風力被害も悪いけれど、バクチ場の退廃がどれだけ酷いものか。これまでは打ち首、獄門だったんでしょ。正反対じゃないか。大阪のカジノはこれからどうするんだろうか。

街中では、インバウンドと言って騒いでいたことを「もうガイジンはいらん」と本音を話す人が増えている。景気は大事だけれど、カネだけじゃない。ましてやバクチ場でもない。正直がまかり通る、安全安心の日本であってほしいものよ。

たまたまの出来事だったけど、和歌山にバクチ場が出来なくてホントによかったよ。議員たちのアホ話をたくさん聞いた。まともなのは誰もいない。風力被害の訴えなど、彼らには馬の耳に念仏でしかなかった。もちろん一般の人でもな。

何が大切なことなのか、日本人も考えてみないか。それは「考える会」の様なトリックではなくて、個人がそれぞれに価値観を持つことだと思うのだ。政治の言いなり、行政のスローガン、我々はロボットじゃないからね。自由に生きようやないか。