風力被害者は穢れか。

世界では、どの国でも「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ)と抗議運動になっている。風力地域には必ず被害者がいて苦しむ。低周波被害・風車病だ。物理的な空気振動とか、衝撃波とか分からなくとも、【危険な気配】が伝わってくる。動物的感覚だよ。ここで日本と世界の、まるで違った対応が明らかになる。日本人だけ、分からないんやで。

いや、初めからジャーナリストたちは「あの人たちは何者で、いったい何を目的としているのか、それを知ることが先決でしょ」と伝えてきた。やはりな、私にも分かっていたさ。いかにもオカシイ。そんな事は被害地の畑地区の人たちだって知っていたさ。それがいつの間にか「考える会」になり、「私たちは風力発電には反対ではありません」というようになっていた。

「お祓い」を受けたんやね。日本人にはどうしても抜けきれない宗教的な観念がある。正月には初詣するし、親が死んだら葬式する。イスラムやキリストよりも、固い確信があるかもな。普段の生活では気にすることもないけど、いざ、となれば禊(みそぎ)の弾圧をする。社会から消し去るのだ。【穢れ】は必要ない。ヨーロッパでも魔女裁判やユダヤの虐殺は有名だからね。

日本だって同じ粛清はあるわな。私には刀趣味があって、二つ胴裁断とか、三ツ胴裁断とか書いたものを見たことがある。死体を三つ重ねて切り裂いたと云うのだ。生身の人間を切った刀もあるだろう。それほどに罪人が多かったんやで。明治になっても徳川の残党を殺していた。柳生藩とか、許されないこともあったらしい。幕末に牢屋暮らしをしていた由良守應は生きて追放処分になっていた。

明治5年には、東京で牧場経営をやっていたという。そこには陸奥宗光も同居していて、その経緯を調べているけど、詳しい資料は何も残されていない。たまたま当時の東京地図に、飯田町1丁目1番地、4291坪と守應の名が記されている。ここに10年ほど住んでいたから、よくも殺されなかったもんだよ。晩年に由良に帰って来た時には普通ではない、恐ろしい顔をしていたという。

何かがあったのだ。とまれ、日本の風力被害者に対する虐待と粛清よ。水俣や福島を例にするけど、ホトホト日本の恐怖政治が、成り行きが恐ろしい。被害は分かっているんだよ。だから予め、風力発電の工事には神主を呼んできて、盛大なお祓いの行事を執り行う。町長や県会議員、国会議員秘書、農協なんてこともあったかな。違和感、丸出しのイベントよ。

もちろん町会議員は全員が出席する。アッ、私は行かなかった。呼ばれもしなかった。仲間外れだったんだね。なんせ由良守應のエピソードを聞いて育ったから、怖いものなしさ。一緒にしないでくれ。それでよく、私の事を「同和やろ」と言ってくる人がいる。風力の環境運動家たちは悪意に満ちている。差別根性というのか、心理ダメージを与えようとして何でもアリの罵声を繰り返す。

今はもう、どちらでもいいけど、私の家柄自慢か、天皇は同和やで、とかいう宣伝か、だから私は旧家のボンです、と言い続けている。千年前に京都から都落ちしてきた公家の一族です。源氏です。高野山文書にあちこち載っているやろ。南朝方で戦って滅んだ割には、紀州藩で2500石の家老になっていたと聞く。その縁で守應は殺されずに済んだんだろうかね。

武市半平太とか、大体は殺されている。田辺藩(田辺市)に幽閉された資料が残っていて、丁重な?特殊な対応だったみたいだ。どこで陸奥宗光と知り合ったのかは知らない。武家の数は少ないから、知るも知らないもないか。盟友、汐見先生と小林先生みたいに、私たちには理解できないことがある。低周波音の被害では、この二人を抜きにして話は成り立たない。

私は、ほんの数回話しただけだったけど、本当に有難い出会いであった。守應と宗光にも、他人には分からない関りがあるんだろう。歴史を動かすほどの威力を見た。それなのに周囲の人々のいい加減なことよ。百姓とは、これほどにアカンのかい、と惨憺たる結果を見てきた。近くには高専や和歌山大学がある。彼らは風力被害者を否定する。穢れには近づかない。

水俣病では有名なシーンだ。差別視とな。何が悪いのか、みんな知っての上だよ。だから原田正純とか日吉フミコが輝いた。闇夜だから。汐見・小林の両先生はこれからかな。私は文章が下手で感情が酷過ぎる。弾圧して喜ぶ奴が許せない。日本では一人だけ風力被害の真実を訴えている。決して「土砂災害」じゃない。そんなこと当たり前だろ。

しかし由良町の人たちには絶対にそんなことは分からない。アホよら、関係ない、と繰り返す。私はもうこんな奴相手に話すことは何もない。穢れでしかないんだよ。