由良町の風力計画は事前にはまったく知らされなかった。畑地区でさえ、地域の人を巻き込みながらも、1本、ポツンと立つくらいに思っていたらしい。風車建設の前、谷口愛子さんは風力業者の人たちが来て、山道を教えてほしいと頼まれたと言っていた。自宅の裏山には、それぞれに里道があって、雨司山とか、北側の在所に繋がっている。しかし風力関係者なら、とうにそんな地図は入手して調べ上げている。
地域対策の一環として利用されたのだ。私が入手した風力計画図にもそれらの里道が描かれていた。役場が地籍調査をやっているからね。我家の裏山にもそんな図がある。だから風力業者は、知っていて、住民を利用したのだ。「私はなんてアホやったんやろ」と漏らしていたよ。振り返ると、次々とヘンな出来事が積み重なっていた。近所には風力に協力する人がいて、大っぴらに何もないと言っていたらしい。
隣町、広川風力の近所の人が畑地区にいて、h19年には、低周波被害の大変な様子が分かっていた。もちろんそこから見える下津町大窪地区の風力被害についてもな。情報はあった。しかし畑地区では、あるいは由良町として、低周波被害の実態を知らせることはなかったのだ。今もな～、「被害はない」と言っているけどな。広川町も、下津町も、被害はありませんって。周囲に住んでいる人はみんな知っているんやで。
由良町と同じようにして、【アホよら】と言っているんだろうかね。母の実家のある広川町では、風力の事を聞くとエラク怒られたよ。公園整備された広川風力は、今は廃墟となっている。キャンプ施設(トイレ・キッチン・水道設備)の愚かさよ。危険だから誰も寄り付かない。環境運動家が、いくら自然エネルギーだからと言っても、ウソが丸見えだ。それらの現実を見ての地域の沈黙だ。
目の前の21本の風力は、南側では由良町で大変な被害を起こしている。お互いに、ジッとにらめっこだね。誰も何も言わない。反対とも、止めろ、とも、耳が・とも言うことはない。恐ろしい社会のタブーとなっていた。h19年出版の汐見文隆医師の『左脳受容説』にその広川風力の事が測定結果と共に記録されている。数人の被害者が苦しんでいたらしい。どうなったんだろうかね。
この周りには環境運動家を自負するヘンテコなエコ信者がいて、原発運動とか、なにかと地域対策に繋がっている。原発と再エネ、どこでも同じことでしょ。大金が動く。環境ビジネスになっている。被害者が哀れだと思わんか。ここでも、日本だけ、なんで被害者を助けようと思わないんだろう。海外なら、フランスでもドイツでもアメリカでも、Stop wind turbines ! と言っている。広川町にも由良町にも、人々にその感覚はない。
「関係ない」と追い払われる。私はすっかり村八分だけど、人として、困った人がいれば、何が悪いんだろうと気になるんじゃないのか。聖書にはんな話がたくさんあるやないか。日本にだって、因幡の白兎、とかさ。それなのに、なんで「アホよら」と言って笑いものにするのか。吐き捨てるのか、その根性が気に食わない。私は、風力被害の隠蔽は、陰謀だ、策略だ、と書いているけれど、地域の人が被害を見たら、何が悪いのか明白だ。
それを取り違えて、被害を訴える者は精神疾患だ、アホだというのはその人の本質を露わにしている。地域対策でも洗脳でもなく、人の不幸が面白い。単純な理屈だよ。問題は、日本中、各地の風力地でそうなってしまっていることだ。東北や北海道で「土砂崩れが心配です」とやっていたのには笑ってしまった。御用学者を担いで、風力日本一、とかね。由良町と全く同じ有様を見たんだよ。溝に落ちた犬を叩く、と云うんだろうかね。
日本人の根性の悪さが爆発する。劣等民族というそうだ。支配者の中国やアメリカを崇め奉って、自ら進んで自己家畜化する。札幌の町を歩いたらよく分かるで。どちらが上で、誰が奴隷かもな。新しい支配者は怖いから近寄れない。日本人は言いなりだろう。東京でも、大阪でも、そんな風景を見ているだろう。「もうガイジンはいらん」そんな声を聞かないか。自業自得よな。自民党の総裁選があった。67才だって。
私は65だからね、こんなにも意欲的に、活き活きとはしゃげるもんなんだね。意識次第で、若く生きられるのか。何度も総裁選に挑んでいる。恨みツラミ、嫉妬に羨望、そんな感情が若さを保つか。この９人の中から、次の総理、そしてその次の総理大臣が出る。ピストン式だ。政治の貧困、軽さよ。明治維新は、やはり奇跡だったんやで。由良守應は政治に関心はなかった。陸奥宗光と遊んでいたんやね。我家の言い置きには、選挙には出るな、とされている。親の言うことに徒はない。
