風力発電の恐怖にふるえる。

風力は、遠くの山にある限り、他人事として見ていられる。由良町で、最初の風力は、我が家から2㎞以上も離れていた。日々の仕事が忙しいし、そんなものワザワザ見に行く間はない。山奥の人の小遣い稼ぎだろう、と思っていた。今からすると、当時、h21年でも、「近くの人は煩いんやて」と聞いていた。二重サッシの取り付け、黙らせ、対策は既に始まっていて、念書まで書かせていると聞く。

役場が主導した。脅しだ。小さな谷あいの町なのに、被害情報が伝わらない。谷口愛子さんも被害に苦しんでいたらしいが、まだこの段階では、私にまで助けを求めることはなかった。私の住む門前地区の人が、私に風力被害を話してくれたのだ。ところが今は、その人らは風力被害を否定して笑っている。手のひら返しよ。中には急死した人もいて、私以上に風車病のショックに耐えられなかった、のかもしれん。

突然、敵対したからね。勝つ方に付く、由良守生を否定する、ワシらは役場や、ということだ。これまでの付き合いとか、世間話はコロッと消えていた。それはたぶん、畑地区の被害者も同じ扱いだったろう。h24年、対策された人は、全く言葉もなかった。畑地区に親父の友達がいて、助けを求められた。しかしその家族から拒否を喰らう。「ウチは関係ない」とな。やがて重症の被害者は皆死んでしまうんだが、人々は何も言わないからね。

いや、「関係ない」と言って私に嫌悪の表情を作ってみせる。睨みつけるからね。恐ろしい社会現象だよ。連続殺人事件やな。親子で死んだ家もある。絶対に私にだけは口を開かない。悲惨な被害を見ながら、夫が、親が、息子が、言葉を残して死んでしまう。それでも黙りこくっている。こういう部落なんですわ、と谷口さんは笑って言う。風車の林立する山の反対側(北側)は三尾川地区で、谷口さんの実家がある。

もちろん風力被害があって、測定器で測ってみたら、海岸部で2Hzの所で85dbもあった。ピカピカの被害環境だ。米軍の爆撃機を真横で聞いている音圧なんやで。季節風の吹く11月末なら、ものすごい轟音になる。よくもまぁ、辛抱してますな。完璧な閉鎖空間になっている。恐れ入るよ。H23年の2000kw、5基が決定打になった。ワッ、風力被害が由良谷を覆った。どえらい音圧でしたよ。空気振動がすごい。

あの低周波被害は、いったい何だったんだろうか。それを弾圧する役場、環境運動家、地域の悪党が牙をむく。その怖さを人々は見たはずよ。これが何もなかったら、社会のことなど気にすることもなく済んでいた。「私はなんてアホやったんやろ。風力の被害にあって、初めて人様の事が分かった」と被害者は言っていた。被害者は、何重にもして取り囲まれるから。二重サッシの家を訪ねたらそれが分かる。

いや、みんな何もかも知っての上だ。今、隣町の日高町や日高川町ではペテンの風力反対が宣伝されている。土砂崩れが心配です、と繰り返す。有名な御用学者を招いて講演したからね。主催者は鼻高々よ。地元新聞はもちろん共犯で、誰が読んでも分からない記事になっていた。新聞屋が被害者を迫害するからね。こんな安っぽい新聞はいらんわ。それほどに地域は落ちぶれて寂れている。風車にお似合いの指定席よ。

それが嬉しいと人々は言っている。倒錯、欺瞞、操られるままの空っぽな人々を見る。海外でやっているような「Stop wind turbines !」なんてあるはずもない。ここまで落ちてしまうと、あっけらかんよ。何でもアリ、の嫌悪でしかない。人間としての感情を奪われる。こういう心理操作があるんやね。風もないのに風力発電が回っている。フリーエネルギーといって、地球が自転しているんだって。そんなSF、カルトを言葉にする。

信じられないかもしれないけど、全国の風力地でそれが行われている。ペテンのエセ反対の連中はタダのロボットよ。オウムみたいに同じ言葉を同じ順序で話す。インプットされたキャンペーンなんやで。世界中で行われている風力反対、抗議デモが日本だけない。初めから仕組まれた罠になっている。それも、人々が何も知らないんじゃない。h18年の東伊豆町で見たように、その後の各地の風力反対で見たように、すべてはセットになったカラクリがある。

その悪意を指摘する人も今はない。アホラシ。日本でも、いつか風力発電の被害に気が付く日が来るんだろうか。由良町では、私一人がこんなダダを捏ねている。日本中探しても、私一人だろう。「土砂崩れが心配です」という。その意味を考えてみた人がいるんだろうか。誰もいない。ただ言われたとおりの言葉を繰り返している。この事態が恐ろしい。これから何が始まるんだろうか。批判精神とは言わない。ロボット化、自己家畜化が一般化していた。

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