言葉のすり替え

原発と再エネの広告新聞、産経の記事だから眉に唾塗って疑うのが当たり前だと思っている。同紙には、今朝の主張にGX(グリーントランスフォーメーション)実現だと、再エネ・原発の推進と活用を歌い上げている。同じ紙面でエライ矛盾するじゃないか。しかしな、もともとこの記事を見たら分かるように、事実を指摘しながらも意識的に核心の被害に触れることはない。

この人の記事はこれまでたくさんシリーズになっているけれど、東電の同じ正論メンバーの記事と並べてみると実に車の両輪になっていることが分かる。コストだけなのか。原発はそんなに素晴らしいのか。合理精神は無いのかい、とこれまでの原発事故の数々、風力被害の実態を無視した論理に、この記事の目的を見るのだ。

原発も風力もいらない。これが私の結論だ。実にこの人は商売でやっている。尻尾を踏まないようにして、爪先立って先頭を行くように学者言葉を散りばめる。時代に合わせた職人芸よな。大切な言葉が抜けているんだよ。風力被害者がいて苦しんでいる。そして狂い死んでいく現実に目をつぶるか、本心のありかは分からない。

無関心。言葉の魔術師やね。各地に派遣されている御用学者と同じ価値観を見る。「土砂崩れが心配です」とは言わないんだね。その代わり「原子力が主役になる」と主張する。バカ言うのは止めてくれ。風力発電などは初めから発電機能なんてないことは誰にも分かっている。演出でしかないことは、東電も関電も分かっているハズなのだよ。

地方の自治体職員だって、分かってやっているからね。その無責任が被害者の弾圧となって、歪んだ精神性を見せるのだ。「低周波なんか出ていない」とな。私は風車教と言ってバカにしているけど、実際はその人の悪意、憎しみでしかないことを見ている。私に対する嫌悪感だよ。「低周波なんてないんだ」と役場職員ら議員たちは繰り返す。

あれだけ被害者たちに泣いて訴えられたくせに、それが面白くてならないのだった。すべてはでっち上げられた。由良町はh23年、東伊豆町はh18年に、風力発電の低周波音の被害が明らかになる。この間、環境省の有名な「平成22年度、移動発生源の低周波音等に関する検討調査業務、報告書」が公開される。

風力発電はコンクリート基礎で固められて動かないのに、車や飛行機のように移動してなくなる音源と同じなのかい? と感じたよな。「被害を訴えるものは精神疾患のもの」だってさ。国が、こういって被害に苦しむ人たちを迫害する。環境運動家や役人は大喜びさ。その冷酷な精神に、これはいったい何だろう、と不信感だけが強く残った。

これが全体主義、風力ファシズムか、と分かってきたのは数年も経ってからになる。ヨーロッパやアメリカの風力反対、抗議デモを見たからね。ニーナビアポントの『Wind Turbine Syndrome』は有名でしょ。日本では全然誰も見向きもしないけどな。私のトップページに第一章をアップしているけど、誰も見ないでしょ。日本人には関心もなければ興味もなかったのだ。

莫大な税金が投入されて、濡れ手で粟のごとくカネ儲けになっているのにな。すべて詐欺事業なんやで。日本人でも風力発電のウソを知っている人は多い。だって30年前、竹下登内閣の時、ふるさと創生金の1億円を使って、各地にその町のシンボルとして風力発電を建てたでしょ。計画を練った自治体がたくさんあったじゃないか。

すべてが大失敗して、すぐに撤去してしまったけどな。原因は、「風なんか吹いていなかった」この一言だ。発電に利用なんて、トテモトテモ、話にならないバカさでしかなかったのだ。当時の担当者はまだ生きているでしょう。多額の税金をスクラップにしてゴミ箱行きにして知らん顔かい。市民団体の人も見たじゃないか。なんで口を噤む。タブーなのか。

なぜ、風力発電がダメなのか言ってはならないのかい。前ページに続いて山口の風力計画がまた記事になっていた。「これ以上の破壊は止めてほしい」と書いてある。何を破壊されたんだい? これまで散々に被害者を弾圧しておいて、「破壊」という言葉にすり替える。死んでいった被害者にはそれがふさわしい。因果関係は分からない、と言いたいんだね。

由良町と比較しては何だが、地元新聞の酷さは有名でね、戦時プロパガンダの実績があるから、ヤクザな仕事であることが分かる。信頼はどこにもない。これが海外なら、普通に風力記事として事実が伝えられている。読み手、購読者がいるから新聞が成り立つ。日本の記者は下劣で腹の立つ奴ばかりだったよ。これも日本人社会の反映でしかないのかい。

昔から変わることのないお上崇拝の論理は宗教的やないか。そのお上は空っぽ、無責任の塊でしかないのに。新聞記事ばかりを添付した。今朝の産経を見ると、日本とはこんなにもダメなのかと嫌なため息しかない。各地では相変わらずエセ、ペテンの風力運動会が盛況だ。私一人が低周波音被害の酷さを訴えている。

風車病、って聞いたことないかい。谷口愛子さんだけじゃなく、各地の風力被害者が助けを求めて泣いていたでしょ。私も低周波音被害に苦しめられている。なんで、皆さんは笑いものにして喜んでいるんだい。カルトになっている恐怖感は無いのかえ。人間性の大切な部分が破壊されているんやで。