日本だけ、なぜ風力被害がないのか。

各地の風力反対の人と話していて、ドンドンと意見が分かれていく有様にとても残念なことだと思っている。私が環境運動家だとして嫌悪している人々だ。だから自称、環境運動、と言うんだろうか。反原発であったり、野鳥の会であったりと、自然保護とか、環境一般に関心があった人たちなんだろう。

でもなんかヘンやな、と最初から感じていた。h24年の最初の頃、我が家に来てくれたジャーナリストたちは、「彼らはいったい何者で、何を目的にしているのか、まずそのことを知ることが先決でしょ」と言っていた。産廃のエセ反対運動と同じやり方だから、知っていたよ。

本当にその事業に反対・抗議する人を捕まえては策略をもって消し去るのだ。もう50年も前、和歌山に石油コンビナートができるときに、反対していた人が何人か消えていたと聞く。同じことは姫路の海岸部を埋め立てた時、姫路駅周辺には暴力団事務所がたくさんあったのを見ている。開発という名の暴力よな。

誰も立ち向かう人はいなかった。添付写真は、スペインやポルトガル、ブラジルと言ったラテンの界隈だ。日本の検索サイトからはヒットしない。インターネットの世界でも情報の遮断がある。なんせ、つい最近まで「風力発電被害」と検索したら「該当なし」の表示をするサイトが結構あったからね。

今でも写真地図では、3Dにすると、すべての風力発電が消されている。よっぽど見られてはマズいんだろう。h24年の、由良町での風力被害の訴え、私が頑張ったものだが、これが日本で最後の抗議であった。それまでの伊方町や東伊豆町の風力被害はコテンパンに消し去られていた。

今はもう「土砂災害」だなんだかんだと、人をアホにした被害隠ぺい合戦に誰もが触れてはならないタブーとして定着しているようだ。2018.1/20、1/22日のページに谷口さんの叫び声(録音)がある。それを聞いて笑うか。英語で検索すると、「OFFSHORE  NOT  ONSHORE」というプラカードを見る。

海へ風車を作れ、というのだ。日本でも海岸に風車を作り始めている。何と自称反対運動では「海底の砂が心配だ」と言っている。目の前に巨大な風車が林立して、とうに低周波音被害者が苦しんでいるというのに、それはないわな。結局は、そういう人たちでしかなかったのだ。

それらの被害者こそ、私のように被害を訴えるものに対して極端な敵意を持って、口汚く罵るようになるのは、由良町の風力被害のことで書いたとおりだ。二万円とか三万円の協力金のセイではない。人間性が破壊されるんやね。目の前で被害者が死んでいるのに、それでも笑いものにして喜んでいる。

「ようこそ地獄へ」とは、アメリカなどで風力被害を訴える人の言葉だけれど、まさにその通りの地獄絵が展開されていた。アメリカやヨーロッパと違うところは、日本には一つも低周波音被害を訴える抗議運動がないことだ。私一人でしょ。

かつては汐見文隆医師とか、低周波音被害者の会の窪田泰さんとか、何とかこの悲惨な被害を解決したいと頑張っていたものよ。低周波音測定器NA-18Aを持って、各地の被害地で卓越した被害成分の検出に汗を流していたやないか。今は誰も低周波音を測定しなくなった。

トップページにある私の論文が最後になったようだ。各地の環境運動家は、へッと言って吐き捨てる。立場を明確にすることで得るものがあるんだろう。弾圧者、アウシュビッツの看守、スパイ、工作員、罪の意識なんかどこにもないからね。大したものだよ。

ブラジルの原住民でさえ、風力発電の低周波音が健康に悪いと知っている。インディオの独特な抗議デモは、紹介がとても難しい。アニミズム、卑弥呼みたいな呪術の世界よ。日本にも盆の行事で火を焚いてお祈りするから、彼らの気持ちが少しは分かってもよいんだけどね。それでも日本だけが風力被害を認めない。

被害を訴えるものを弾圧して消し去って笑っている。ワンダーランドよ。アリスの不思議な世界だと思わないか。被害があったら怒って抗議する。その当たり前な感覚が、誰かにコントロールされて言葉にすらできなくなっている。誰かが風力被害を訴えてもいいんだけどな。

このページで、私が世界の風力反対デモを紹介している。Twitterを利用して、ホラこんなに世界の人は抗議デモをやっている、と繰り返しているんだけどな。私一人が嫌悪されて除け者よ。日本人は被害者を弾圧して虐待することが面白いらしい。水俣や福島と同じことか。

それが世界の人から見るととても奇異で映画「MINAMATA」にも描かれている。ジョニー・デップはさすがやないか。これが世界の常識だよ。日本でも風力発電に反対しようやないか。周囲の言いなりになって、ヒツジのまま終わるのか。私は違うからね。私は世界基準で生きているつもりだ。