小林先生の最新論文です。

被害を黙ってしまっては悪党の思うツボです。日吉フミコさんでさえ、13年間も水俣病を市議会で訴え続けました。私は由良町で引き起こされた風力発電の低周波被害を真正面から訴え続けるつもりです。由良町役場や議会の卑劣な弾圧は全国に知れ渡っていますが、同じような風車被あちこちに転がっています。

苦しみながら亡くなった人、自宅から叩き出されて引っ越した人、抗議のできない被害者はたくさんいるだろうけれど、頑張って人でなしの風力発電に反対しようではないか。「被害はありません」と繰り返している役場の人、一丁前の悪人なんやで。役場ではエラクとも、社会は許してくれへんで。

以下、小林先生からの伝言です。

今日から日本科学者会議第22回総合学術研究集会に参加するため沖縄に行きます。私は8日(土)に環境部会で添付の発表をします。ページ制限があるので限られていますが、あなた方の被害状況を訴えて多くの参加者に知ってもらうのが目的です。

低周波音被害は確かに実在するのに、自身でそれを感じる人が少数であるために(3%ぐらい)、公害として認知されず、被害者たちは孤立無援にされています。この被害に注意を喚起しようとしているひとはJSAでも少数で(山田大邦さんも私の直後に、ヒートポンプによる低周波音被害につき発表しますが)、あまり多くの人たちはこの被害の存在さえ知りません。

このような状況をいいことに、日本環境省は「感じないものは害があるはずがない」という御用学者ら(何億円も補助金をもらてっている橘秀樹東大名誉教授ら)の答申をたよりにとぼけてこの公害を無視し続けています。

私はこのような状況を打破するため、機会あるごとにこの問題を訴えてきましたが(いろいろな研究会、日本の科学者2017.7など)、もっとも最近では、他所よりも回数おおく訴えてきたにもかかわらず、京都支部幹事の一人が、日本風力発電協会の催した「関西風力発電展」を見てきて、「国を挙げて風力や太陽光を導入し…政府も財界と協力し本腰を入れて取り組んでいただきたい」と今月の支部ニュースで述べるありさま!

これでは僕も何のために発表してきたのかわからなくなりますが、私に出来ることはこんな事ぐらですから、今後も粘り強く皆さんに説いていくつもりです。添付資料は土曜日に発表するものですから現時点では未公表ですが、もう予稿集は印刷されているでしょうし、よろしければご自由にお使いください。