小さな新聞記事

私は各地で行われている風力発電の被害を悲しんでいる。茶化しているわけではないんだよ。h23年11月末に、この被害に参加してから、周囲の風力被害地、被害者、住民、役場と、それこそ懸命に聞きに回っていた。敵方は役場だけではなく、県や国、警察が支配権力となって襲ってきた。風力裁判を経験したけれど、それまでにはたくさんな嫌がらせがあった。さすがに鈍感な私でも、何やコレ❓と理解したさ。

ある時、ニューヨークのコロンビア大の研究者と話していて、警察が絡みに来てしょうがない、アメリカ大使館を通じて私を取り調べてくれ、キミに私を逮捕する権限はない、と拒否したという。その時、隣町の日高町の道成寺には、コロンビア大の調査チームがフィールドワークに賑わっていた。日本人の価値判断の源を探る、とか。外人は私だけではないでしょ、と怒っていたよ。我家に泊まっていたから。

他にもたくさんの外国の学生たちが取り調べられた。「ワシの甥っ子の嫁になってくれんか」、「オマエタチが、何しに日本に来たか分かっているんや」と警官たちが言っていた。中にはタイ政府の高官の娘さんもいた。恥ずかしい。私に圧力を加えるために、ここまでやるか。近くの興国寺の外人には圧力をかけへんのか。三井造船由良工場の外人は何や。エライ対応が違うやないか。

添付記事は、我が家の近くにまた風力が出来るというものだ。何度かそれらの人たちと話し合いをしてみた。いつものように「考える会」として、「私たちは土砂崩れが心配なんです」と言っていた。それ以外の言葉はない。いくら低周波被害、風車病の症状について、資料を渡して説明しても通じなかった。風力側の構成員だった。被害者がいるんだ。アンタとこの近所にも、由良町と同じ被害の人がいるだろう、と何度言ったことか。

せせら笑うだけ。由良町でも全く同じ対応だけどな。戦争映画でやっているドイツのナチス運動みたいやろ。日本でも「お国のために」とか言っていた。誰も「戦争反対」なんて言葉に出来なかったからね。でも本心は戦争が嫌だったらしいで。どうにかして赤紙を拒否する。憲兵を嫌う。どの地域でも憲兵は大威張りだったからね。ゴミ屑よな。戦後は元兵士を嫌った。気持ち悪いもん。

この記事を読んだら、どこにも地域にある被害者の事がない。2、3本、風車の本数を減らして建てるかも、と書いてある。そして海岸に林立する風力計画がある。誰も反対しないんだよ。漁師は皆OK. 原発よりいいだろう、と言っている。西海岸だから夕日のきれいな紀伊半島でな、シャドウフリッカーがすごいだろう。それが楽しみだという。建って見ないと分からない、とかね。大らか、というより無責任、何の考え、想像力もない。

1次産業はバカでないと務まらないけど、地域にはもっとマシな知識人もいるだろうに。ニセモノしかいなかったことが明らかになる。みなさん風力をタブーにして言葉にしない。何を恐れているんだろう。まさか地球温暖化じゃないわな。風力発電を建てたら助かるのか。アメリカや中国、ロシアは、ドンドンと石炭を焚いている。小さな国の日本だけ、いくら風力を建てたからって、地球の気温がどうなるわけでもあるまい。

それよりも被害者を助ける、こんなバカバカしい風力政策を非難する人が日本にはいない。「問題の大きさを取り違えてはならない」だってか。国連の環境政策のアホらしさを見ないか。日本人だけが、なんでこんな弾圧政策に踊っているのか。政治や行政のレベルの低さを、これでもか、と思い知る。県でも町でも、幹部職員が被害者をアホにして喜んでいるからね。低周波の法律はないんだよ。とかさ。

あまりの酷さに腰を抜かしたよ。中には私の知っているエリートさんもいて、そいつは有名な風力被害地に住んでいながら、「風力の被害など聞いたこともない」と私に伝えてきた。笑うしかない。せっかく優秀な成績で大学を卒業して、出世をしているとうらやんでいたら、見るも無残な我利我利亡者よ。これが上級公務員、宮仕えというものか。私だって家柄自慢するからね、そのお返しかもしれない。

きっと近所では尊敬の的だろう。恐ろしい風力の風景が見えるようだ。社会が、統制される。いったい何のために? とは問わない。神聖にして犯すべからず、風力カルトが固定されていた。由良町と同じで、泣き叫んで死ぬ人もいるだろう。やはり笑って喜んでいるんだろうかね。アホよら、関係ない、と言ってな。和歌山のこの記事は、風力アピールでしかない。誰も何も言わない。言えないんじゃない。

私がいくら叫んでも伝えても、一切通じることはなかった。アホよら、と言われて終わった。私も一仕事終えたな、と思っている。見た者の責任がある。水俣病と同じ事だ。地域破壊、人物破壊の汚さ、思考管理と正義感のなさに、驚くしかない。とうに詰んでいるんやで。ダシガラにもならんのやで。私一人、よくやるよ。