地方再生、地方創生、地域活性化?

風力発電で地域活性化だ。観光資源になる! こんな言葉を何度となく由良町議会で聞かされた。低周波被害が明らかになっても、「関連は分からない」「証明のできない被害など被害ではない」そんな言葉が延々と繰り返された。今もそう言っているだろう。

全国では今、さらに大規模な風力発電が次々と建設されている。誰も反対するものはないし、低周波被害の苦しさを訴えることもなくなった。いや、私が風車病に苦しんでいるから、一人で、「風力発電を撤去してくれ」と訴えている。議員や役場職員の喜びようよ。何がそんなに面白いんだろう。

世界的には、どの国でも「Stop wind turbines !」と言って抗議運動しているから、私の主張に間違いはないことは分かっている。日本の有様が間違っているんだ、とこのページで繰り返しているが、誰も聞く人はない。たぶん、風力被害者もいるだろうに、ご自分の被害を声に(言葉に)することができないのだ。

むしろ私を見てあざ笑っているだろう。由良さんは変わり者だ、と。さて9/5日の産経記事です。テレビ番組に出てきそうな新しい?取り組みです。ドラマ仕立てにしたって、いろんな物語が出てきそうじゃないか。ここには国策もエネルギー論もない。「やってみれば、何とかなる」べつにシェアハウスでなくとも、百姓でも漁師でもよい。

「常識」という現実から出て、自由に生きようやないか。そんな人生の楽しみを求める生き方があって良い、というのだ。グラフをよく見てみよう。東京など、ごく一部の地域だけ、何かがありそうに見える。あとはもうボロボロよ。こんなものに付き合っていたらエライことになる。

企業であれ、役所であれ、息が詰まるような現実を毎日見ているのだ。給料が安い、なんて当り前よ。格差社会も、当然の結末だと思う。私も蜜柑の商売をしているから、あまり踏み込んだことは言えない。カネを稼ごうが、貧乏しようが、勝手でしょ、というのだ。貧乏が不幸か?という考えさえ、飛び跳ねよう。私の勝手ではないか。

私の場合は米を作っているから、塩か梅干しさえあれば、食うに困ることはない。最近、大阪の露天商が我家に買い出しに来る。農協へ出荷しようと思っていたものでさえ、喜んで持っていく。彼らの話術が面白いのだ。かつて富山の薬屋さんが面白く行商していたように、今は大阪の商売人が、基本に戻って、商売に励んでいる。

田舎者も都会人もない。みんな一生懸命に生きている。「来年もまた来てな~」年末にそう言って別れたコメの仲買人が先日来てくれた。今年は米いくらになるんやろ? 駆け引きが始まっている。政府の経済政策など当てにできようはずはない。風力と同じで、そんなもの信じてたらエライ目にあわされる。

この記事自体もそうだが、眉唾物だと書いてある。大阪の商売人相手に、私も自由に生きようと思った。みかん畑を訪ねてくれる人たちがいる。私は味自慢をしている。今から注文が入っている。イノシシに食べられたらどうしよう、と心配なのだ。行政のいう地域活性化なんて嘘八百でしょ。そんなムラ社会に居たって、アホらしだけやで。