参照値と低周波被害とは関係がない

2017.11/18日の私のページで山田大邦先生の論文を紹介しました。重複しますが、紹介記事が全国に配布されましたので、私も賛同して意見を述べます。

低周波被害とは低域(0Hz~20Hz)の空気振動、気圧変動による内耳の損傷で、それに伴う目まい、耳鳴り、頭痛、吐き気、体のしんどさ、などです。

重傷者は、「神経がやられる」と言って、腕が動かせなくなったり、声が出せなくなったり、鋭い痛みとともに体の動作ができなくなったりします。

気絶、意識をなくして倒れることもあります。あるいは、性格の変化は、第三者的に見て、親しい人は、明らかに「変だ」と気づきます。

「攻撃的になる」「かたくなに主張する」「支離滅裂な主張をする」、過激な感情的になります。ヒステリックになります。精神的に、大変なストレスを受けます。

ですから、この記事では、参照値を目標にしている部分がありますが、やはり汐見先生が指摘したように「低周波被害者を切り捨てにするための悪魔の目安でしかない」のです。

また、伊豆の被害資料を記載していますが、過小評価、歪曲の可能性があります。
というのも、被害発生時の当初、たくさんの被害調査や訴えがありました。覚えておられる方もいるでしょう。別荘地ですから、金持ちの人が多く、知識人もいました。

しかし時間とともに、被害者たちは逃げ出しました。「金持ち喧嘩せず」です。後に残った人たちには容赦なく地域対策の圧力がかかりました。
被害症状として、性格の変化、人格の崩壊があります。まるでロボットのようになります。

ためしに、役場に電話して聞いてみるがよい。風車の被害はありますか」「いいえ、聞いたこともありません」と。由良町役場に聞いても同じ答えが返ってきます。

私は、汐見先生と同行した窪田泰氏が言うように、「ウソツキばかりが残った」という証言を否定はしません。ですが、強烈な被害成分のある低周波を暴露すると、人は性格が変わっていきます。

同時に、行政や業者、環境運動家による弾圧や洗脳があります。「私たちは風力発電には反対ではありません」から、「私たちは風力発電の建設に協力していきます」と言うまでに変わっていきます。

自称被害者が、同じ言葉を言うようになるのですから、驚くべき成果です。
環境運動家の真意も、こんな言葉に集約されます。風力発電が建設されて、その地域に何が起こったのか。見事に被害が隠蔽されました。逃げるか死ぬかでした。

風車は回転数を減らしても健康被害はなくなりません。別の被害症状がひどくなるだけです。
ゆっくり回して、次第に止めたとしても、「風車が止まった時の、しんどさ、えらさは、たまらんわ」という事態になります。

巨大な風車は、止まっていても有害な低周波、空気振動を発しています。測定すれば証明されます。