今朝の産経記事には、1年間の再エネ賦課金が3兆8千億円とある。これでどれだけの効果があったか、なんて誰も知らないし、関心もないんだから日本人のアホさ加減には驚くわな。再エネとは、太陽パネルと風力発電の代名詞になっている。黒部川のダム発電などは既にあるものだからね。旨味はないわな。昨日のニュースに、水俣病の健康調査をAI技術を使って実施するとあった。
ただし、どの地域で行うのか、どんな手法を取るのかに検討時間がいるから数年後を目指して検討を進める、というのだ。な~んや、水俣病の健康調査はまだやらないんや。被害隠ぺい作戦よ。原田正純や日吉フミコ、といった人材は今はない。ニセモノばかりが利権社会を構築していたのだ。社会管理の典型よな。ここに風力発電の被害隠ぺいの原点があった。
だから最初から、似ているなぁ、いや、ほとんど同じ対応やないか。国家犯罪やで、と言い続けてきた。環境運動家という不可思議な連中も見た。反原発でも、原発推進でも一緒くたにして「我々には風力が必要なんだ」ということであった。これからは再エネの時代だという。風力の営業マンじゃあるまいに、受け売りの言葉をどっさり聞かされたし、私に対する批判ばかりを聞かされた。
つまり被害者の弾圧だよ。権力の手先となると、人はこうも居丈高になれるもんなんやね。各地でも同じ話を聞かされたから、よっぽどカネになるんだろう。環境運動はビジネスになっていたのだ。風力発電が観光資源になるという。由良町でもそう言われてきた。風車病に苦しみ、塗炭の苦しい生活に押しつぶされた、死んでいった被害者がたくさんいる。
この事実の上に、よくもそんなことが言えるものだよ。参考に島根の観光パンフレットを添付した。同じなんやで。被害者がいて苦しんでいる。それでも「風力の被害なんて聞いたこともない」と言っている。全国一律に同じフレーズが返ってくる。国家社会主義の成果やね。戦時中のプロパガンダだよ。脱炭素だという。地球温暖化防止だという。マントラ、お経みたいやないか。
有難い呪文の言葉の羅列よな。たぶん誰も意味が分かっていない。言われるままに、国の政策として、反対する理由が分からない。ずいぶんと日本人も落ちたものだよ。それさえも感覚には無いのだから、縁なき衆生と言っておこう。そこに前ページにアップした小林芳正先生の研究論文だ。卓越した低周波音が健康被害を引き起こしている。外因性の疾患だ。
風車から遠く離れると、被害感は無くなる。風力の影響範囲に戻ると途端に苦しくなる。低周波音測定器で観測すると、何が被害の原因であるのか明確になる。聞こえる、聞こえないの問題ではない。人の耳には聞こえない低周波音の空気振動が原因なんだよ。と言っても自然保護団体などの環境運動家たちは絶対に認めない。
これぐらいの音だったらいいじゃないか、とか、都会にはこれ以上の騒音があるとか、いろんな理屈を押し付けてくる。静かな田舎の環境だからこそ、被害成分が卓越するんだよ。都会だって、エネファームなどの低周波音被害が目立ってきているだろう。それと同じことさ。ただ、風力発電は音源の大きさが違う。周波数1㎐の波長は340m、どこまでも減衰せずに伝播する。
2019.2月~3月にかけての私のページにそんな論文を連載している。フィンランド記事だ。風力発電は独特な倍音、高調波があるから、観測すると分かるのだ。日本にはこんな研究は許されないし、各地の学者にはそんな志はどこにもない。日本騒音制御学会という御用学会の論文を見れば分かるだろう。水俣病顔負けの隠ぺいの塊になっている。これが日本の音環境の実態だ。
建築屋でもさ、コンサートホールの設計施工があるから、音響学には詳しいはずなんやが、誰もそれを言わないし知らん顔を決め込んでいる。技術者倫理はどこにもない。私は土木屋であったから、環境講座で訓練されただけか。しかしどの建設会社の技術屋も、低周波音被害に頬かむりを決め込んでいる。風車建設は儲かるらしいのだ。同じパターンの仕事だからさ。
すっかりマニュアル化されていてプラモデルの組み立てと同じことよ。住民対策もな。風力発電は金儲けのダシでしかない。被害者だけが迫害されて消されてきた。何のための風力発電なのか。社会破壊、社会変革、管理社会、共産主義のやり方だよ。被害地の特殊な闇を見てみなよ。そんな所に住みたいか。異常な地獄の風景になっているんやで。