腰抜け武士の越す峠

たまたま新潟の人と話すことがあって、英雄、河井継之助の昔話に触れてみた。地元スーパーの「原信」の社長もエラク自慢にしていたから、話が弾むだろうと思ったのだ。「知らない」彼はそう言って、最近は雪が少なくなったと話を切り替えていた。ホンマかぃな、と疑問を抱きながら、本当にこの人は新潟人だろうか、と一歩引いてみる。

s56年の、56豪雪は知っているようだった。なんせ3階から出入りしていたからね。もし知らなかったらウソになる。大体そんな豪雪地帯に人が住むなんてことが信じられないと言われてきたけど、江戸時代には、雪原に一本の立て札があって、この下に〇〇村がある、と書かれてあったそうだ。温暖な由良町しか知らない私には外国にいるみたいだったよ。

テレビもNHKと新潟放送の2チャンネルだけ。地元の人と話しても、大阪の漫才を聞いているみたい、と笑われていた。バカッ、みたいな落差がありましたよ。河井継之助とよく似ているのは、吉田松陰だ。立場が全然違うのに、武士という一点だけが卓越している。それが「腰抜け武士」よ。どちらも情けない最期だと思わないか。

いや、だからこそ後世に、ここまでその物語が伝えられてきた。武士とは作られた人種だからさ、哀れなものよ、と思うのだ。我家は都落ちした地方豪族だから、こんなのを見ると、どうかな、と思ってしまう。戦争ばかりしていたと聞いているから、もしかしたら武士の源流なのかとも思う。私ならその時、どうしただろう。

ここに日本人の原点、みたいなものがある。少なくとも私はそう思っている。そりゃぁ、その人によって考え方や価値観は違うだろう。幕府を潰せ、藩を無くせ、ご維新だ、と大塩平八郎じゃないが、火の手を上げたい人の気持ちは分からないではない。少なくとも私は社会的な不性が許せないタイプだ。

岡山県の板倉藩に山田方谷という農民の学者がいて、大政奉還の書を書いたという。76年前の終戦の詔を書いた安岡正篤みたいなものか。河井は方谷に弟子入りして板倉藩で暮らしたというのだ。これでは裏切れんわな。方谷も維新政府にはつかなかった。由良守應は、鳥羽伏見の戦いの後、紀州大納言茂承(もちつぐ)の供をして参内したとある。

歴史は、本に書いてあるだけじゃない。生死を分けたもの、その後の展開を見れば、何が行われたのか、人はどう思ったのか明らかじゃないか。河井家はボロボロに迫害されて追放されていた。子孫の人がたまにテレビに出て証言しているけど、河井というだけでひどい目に遭ったと真剣な怒りの目をして言っていた。

でもどこか誇らしげな隠された思いのあることが見て取れるのだ。それが武士の矜持か。吉田松陰の家もそうでしたよね。こんな気持ちがあるからこそ、私は風力発電の低周波被害を訴えている。松陰や継之助が海外の情勢を見て危機感を持ったのと同じで、とても日本の社会をこのままにしておくなんて、プライドが許さない。

とくに人々が被害者を弾圧して喜ぶさまは、トテモ、トテモ、人間のやることではない。私は人としてそれが許せないのだ。水俣や福島の被害は、世界的に有名だ。タダの事故や災害ならまだしも、国が、社会が、被害を隠ぺいするそのやり方が汚らしい。こんな人たちなのか、という驚きだよ。だから水俣病なんだよ。水銀病じゃない。

ジョニーデップの映画『MINAMATA』は、水俣では受け入れられなかったでしょ。日本人にはそれが分からない。「風力発電の被害」とは、結局そう言った被害者に対する弾圧、虐待のことなんですよ。谷口さんらが苦しみながら亡くなった時、人は手を叩いて笑い、踊って喜んで見せた。「面白い、面白い」と繰り返して笑ってみせたのだ。

今もその風景は変わらない。風力被害を訴える私に対する嫌悪の嵐よ。そんなに私が憎いか。死んでいった被害者たちは笑いもののダシでしかなかったのかい。各地の自称、風力反対は「土砂ぐれが心配だ」と繰り返す。だから海に作るんだよ、と舌を出す。アメリカやヨーロッパの人からしたら、それはもう、アホのコケ作だよ。

濡れ手に粟。金儲けのダシ。同じ人間レベルには見てくれないやろ。だから原爆を二回も落としたんやな。だから日本人は「過ちは繰り返しません」と懺悔したんやな。彼らの陰謀が分からないんや。アフリカや南米の土人でさえ抗議して怒りを見せているのに、日本人にはそれができない。CO₂はどうするんだ、低周波の法律はないんだ、という。

それがどうした。オマエは人間かい。今朝の記事には坂本龍馬のことも書いている。守應も桶町の千葉道場にいたから、どこかで会っているはずなのに、その記録がない。密偵だったという守應には記録したものが何もない。竜馬の手紙はあれだけたくさんあって有名なのにね。柳生藩の家老7名は維新後に処刑された。

都合が悪かったんだろう・柳生の隠密は有名だから。その資料も何もない。だったら竜馬とは何だったんだろう。だから殺されたんやね。風力発電の低周波音被害を一人で訴えている。アホにされっぱなしよ。耳鳴りがして目まいがする。体がとてもだるくてしんどい。精神的にも、よく頑張っていると苦しくてならない。それを人が見て喜んでいる。

これが風力発電の被害なんやで。「社会が破壊されるんやで」とジャーナリストたちは言ってきた。それはもともと社会が持っていた特質で、ちょっとだけ煽ってやれば人々は喜んで燃え上がる。まともな人はおらんのかい。腰抜け武士でいいじゃないか。

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