電力不足のウソ

ウクライナの戦争で、ヨーロッパ諸国がいかにロシアの石油やガスに依存していたかが明らかになる。この戦争で儲けたのは武器商人だけではないだろう。陰謀論は取りたくないが、歴史的な必然性があったんだろう。私は土木科を卒業して設計業務に浸っていた。構造的必然性という概念がある。

トラス橋や斜張橋を見れば、応力の流れが見事に分かるではないか。そのような構造にならざるを得ないのだ。そしてその姿こそ美しいと感ずる。最近の土木構造物は、なんだか古代ローマの遺跡のようなコンクリート製が多くなった。風景になじむ、落ち着く、反感が少ないからだろうか。

施工技術も進化している。とまれ電力不足を憂う記事のアホらしさよ。記事の結論は、電力不足の原因は供給能力ではなく、再エネなどの政府の政策の失態にある。安定供給に責任を負う主体が存在しなくなったからだとする。そうだよ。その通りだ。再エネのウソを見れば初めから分かっているじゃないか。

太陽パネルも風車もそのままでは使える電気にはならない。自然エネルギーなんてそんなものだ。それを経産相は、画期的な技術革新が重要だ、ネットワークが必要だ、と意味も分からずに繰り返していた。よくもそんなアホをペラペラと喋ったものよと感心した。これが日本の大臣のレベルかいな、と。

笑えるのは、環境運動家たちは「ドイツに習え」と今も飽きもせずに口ずさんでいる。パロットな記事という。Parrot、オウム、言われたことを繰り返す。今回の再エネ被害で、グレタさんと同じく、日本の環境運動家たちが動員された。フリーエネルギーとかさ。カルト宗教でしかない彼らの宗旨に辟易したものだよ。

私はこれでも発電所の設計に携わってきた。電力土木だけれども、多少の知識はある。その専門家に対して、まったくの素人、野鳥の会などが電気の説明をするのだから、なんと言って答えたらよいのか困ったものだった。アホには何を言っても通じない。それが風力発電の被害の原因でもあった。

彼らは決して風車病、低周波被害を認めない。更年期障害だと固執する。つまり地域対策要員であった。行政や政治と一体になっているから強いことよ。牛乳の販売促進のキャンペーンとエライ違いだ。明治の三本の牛乳はとても美味しかった。でも毎日飲むのはしんどいからね。せっかくサービス頂いたのにごめんなさいね。

添付のグラフは現実を見せている。再エネ賦課金の13%を見ても、非常に不合理な結果じゃないか。分かっていてやっているんだよな。真珠湾の攻撃と同じ心理やで。勝つ見込みは絶対にない。早く再エネを止めないと社会が崩壊するで。画期的な技術開発なんか、どこにもないんだよ。詐欺なんだよ。由良町の風力発電を撤去してくれ。風車病で苦しくてならないのだ。