果無峠を知っているか。

高野山とか、川湯温泉は有名だから知っている人は多いだろう。河原に降りて、スコップで自分用の温泉を作って楽しんだ人もいるはずだ。吹き出す湯が熱くて河原に座っていられなかった。その近くに果無峠はある。きっと、その昔、真田十勇士、猿飛佐助などが逃げてきただろう。

その人たちの一部の子孫がこの地域に残っていてもおかしくはない。丸い石を積み上げた墓地の跡や集落跡をふと見てしまったこともある。こんな地域にも風力発電の魔の手は容赦なく伸びている。この記事があったから調べてみたら、まだ建設してはいなかった。たぶん反対する人は誰もいないだろうに。

フランスのモンサンミッシェルでは、風力計画があった時、見える範囲で、風力発電の建設を禁じる法律を作った。日本人とは大違いだ。今でもフランス人の風力発電嫌いは有名だ。このページで、彼らの過激な風力反対運動を紹介してきた。高野山や熊野大社に風力発電を建てたら、日本という国も終わりだな、と承知している。

低周波被害とか、景観の破壊、というだけでなく、そこに住む人々の暮らしを破壊するからだ。由良町で起こった被害が、ここに住む少数の人々にも起こったら、熊野信仰も消されてしまう。それが目的の一つであることにも気が付いている。何でもできる社会を目指しているのだ。土着の宗教心など邪魔者でしかないんだろう。

前ページに続いて、今日の天気図を添付した。この雨模様の週間天気予報よ。太陽光発電が、いかに当てにならないものか、説明する必要はない。ベースロード電源などとよく言ったものよ。主力電源だと? この天気でも今、電気に困ることはない。各地の風力発電は電気で回しているから電気は余っていた。嘘八百の再エネ政策よ。

Youtube 動画でも、先日来のエネルギー基本計画に抗議?するコメントが増えている。当たり前のことだから説明しやすいだろう。風力や太陽光は、自然の希薄なエネルギーだから、広大な面積を必要とするし、お天気次第で電源として役には立たない。技術開発で解決できるものではない、ということだ。

各地の環境運動家の汚いことよ。リベラルが世界の流れだとしても、彼らは社会の破壊を企んでいるとしか思えない。由良町でのことは『風力発電の被害』に書いたとおりだ。各地の風力被害地では、被害者を否定して、「私たちは土砂崩れが心配なんだ」と叫んでいる。誰一人として「Stop wind turbines !」(風力発電を止めろ) と抗議する人はいない。

被害者への弾圧が仕事であって、ご自分たちのエセ環境運動が主役なのだ。何が景観の問題、だよ。吐き気がする環境運動ではないか。被害者はそう思うのだ。風力発電の低周波被害で死んでいった人、転居して逃げていった人、今も苦しみながら狂っている人、なんで人々は笑いものにして喜んでいるんだろうか。

この事態が「風力発電の被害」だと、なんで分からないのか。あたかも心配そうに話しかける環境運動家たちよ。h19年からの東伊豆町、南伊豆町、下津町や由良町でもよい。彼らが何を言って、何をしたのか思い出してみるがよい。環境省や風力業者の受け売りの言葉でしかなかったやないか。すべてはトリック、情報操作で騙されているんやで。