何がなんでも風力発電、という怪

全国各地で、風力発電の被害とは土砂災害だ、とキャンペーンを繰り返しながら、いよいよ海の上に風力発電を林立させるという。二年ほど前だったか、洋上風力の実証試験で大失敗を見たんではなかったか。経産省の見解では、ノウハウを蓄積できて成果が得られたと書いている。ずいぶんとお高いノウハウよな。

新聞記事は絶賛しているけれど、本当のところはどうなんだろう。他の海域でも同じような風力実験をやって撤退しているよな。日本は台風銀座だから、波の高さが30mとか50mの荒波が打ち寄せる。重量が20tほどのテトラポットでも陸上の県道に打ち上げてしまう。大波のスナップ荷重、衝撃はすさまじい。

浮体式であれ、着床式であれ、結果は実験の通り分かっているだろう。陸上の風力だって、風なんか吹いてないから何の役にも立っていないでしょ。発電実績とか、利用状況は、企業秘密だというんだからすごいものよ。すべて税金なのにね。それよりも低周波被害、風車病の苦しさよ。

苦しみぬいて死んでいった被害者が全国にあっただろう。それをメディア、環境運動家、行政や政治、国を挙げて笑いものにして消してきた。こんな理不尽な事件もないわな。新疆ウイグルのジェノサイド顔負けよ。だから日本企業は知らん顔するんだろうね。これって、あの戦争の時と同じ轍やで。

日本の弱さが、これでもか、と明らかにされて笑われている。被害を訴えた私は『民衆の敵』になっていた。前ページには太陽パネルが悪いと書いた。しかし風力発電はもっと悪いからね。ここまで日本人が地に堕ちたのだと私は嘆くのだ。由良町では21基の風力発電が勢いよく回っている。

たくさんの被害者が苦しみを訴えて抗議して、そして弾圧されて死んでいった。その被害者たちはみな私を憎んでいた。各地の風力被害者もそうだ。風力発電は精神を破壊する。被害者も、そうでない人も。それを分かっていて、被害を否定して、景観だ自然環境だと言葉をすり替えて環境運動に盛り上げるのだ。

エセ風力運動会よ。人間として管理されることが楽ちんでよいんだね。私は違う。低周波被害で頭痛がする。目まいがする、耳鳴りがする、被害があれば抗議をする。当たり前の権利ではないか。健康に生きる権利を否定されて、何が自然エネルギーだよ。何が地域共生だよ。金儲けのダシにされて喜ぶのはもう止めようぜい。