ウイグル問題への反応

以前にこの本を紹介したけれど、まったく同じことがジャーナリストの記事に書かれている。政治家の対応だ。人権団体などが国会議員にアンケートしたら、709人中、552人が無視したという。その内容がもうボロボロよ。これが日本の姿であった。これは何も政治家だけではなく、我々の周囲の一般人だって変わらない。

由良町で、風力発電の被害に苦しむ人たちに、どんな弾圧を加えて笑いものにして消してきたことか。もしかしたら新疆ウイグル地区でも同じ状態にあるんだろう。一般人の精神が破壊されているのだ。人々に倫理観はない。言われたとおり、指示されたことを黙々とこなしていく。他人の不幸が面白くてならない。そんな空気に染め上げられていたのだ。

たとえ仲の良い知人であっても、友人だと信じていた人でも、簡単に裏切って笑っている人を何人も見てしまったものよ。『夜と霧』に書かれているアウシュビッツの風景顔負けの現実があった。言っとくが、あの政治家たちは、私たちを映し出す国民の鏡やで。そのことを敢えてジャーナリストは言葉巧みに書いている。

太陽パネルにしろ、自動車、衣類、漢方薬、レアメタル、なんでも中国なしでは始まらない。観光業界の爆買いなんて、すごい歓迎だったやないか。コロナも何も、カネほどありがたいものはなかったのだ。今、日本の各地では、風力発電やメガソーラーの建設に反対しようとする気配が、その地域対策とともに明らかになっている。

彼らは、私のように被害を訴えるものは絶対に拒否するからね。いったい何者なんだと驚くのだ。何を目的にしているんだろうと、彼らは何者なんだろうと、仮面を剝がしてやりたいのだ。彼らの言葉を突き詰めていくと、地球温暖化防止、自然エネルギーの利用、地域活性化、などの国の政策そのものである。

「土砂崩れが心配です」という単純な叫びは、低周波被害の否定だけでなく、土木工事をしっかりやってください、というメッセージだ。かつてのダム工事と同じで、治水や利水ではなく、仕事が欲しいんだよ、という本音になっている。被害者なんて考えはどこにもないわな。それが政治家の対応に凝縮されただけなのだ。

この記事を見て、残念に思うか、笑ってしまうか、どうだろう。後戻りはない。カネの亡者になって、「関係ない」と言い続けるのか。それが今の日本の姿でしかないことは事実なんやで。由良町の風力発電21基を撤去してくれ。低周波被害で苦しくてならないのだ。谷口さんら麓の被害者はすぐに死んでしまったけれど、まだ私のように苦しみ続ける人はいくらもいる。

それが面白い、ヘンな人よ、と人々は笑って喜ぶのだ。行きつく先は見えると思うのだ。(この記事にはたくさんのコマーシャルが付いている。腹の立つことよ。ほとんどガセだからね)

 公開レイプ、中世のような拷問部屋

…ウイグルの強制収容所を逃れたあるカザフ人女性の証言(川口 マーン 惠美) | 現代ビジネス | 講談社(5/5) (ismedia.jp)