畑地区の谷口さんから夜の７時に電話を貰って、同じように2016年に最後の電話があった。『風力発電の被害』に書いたとおりだ。私はそれを暴行傷害、殺人事件だと書いてきた。その少し前なんだが、JR由良駅前の居酒屋「アイ」の客で、ヤクザが射殺された事件があった。私は、当時は慣れないアパート経営に難儀を重ねていた。
何をやっても上手く行かない、そんな時代があるものだ。それで月末の集金時に熱冷ましを兼ねて居酒屋アイに通っていた。経営者の谷口愛子さんや、店の所有者を知っていたこともある。「オマエ、あいつが誰だか知らないで話していたんかい？」知人は驚いた顔で笑いながら教えてくれたものよ。
鬼瓦のような顔をして、小指がなかったから、何やってる人だろうかとは思っていた。ミカンをたくさん買ってくれていたから、私から見ればお客さんの一人であった。送付先は姫路市の飾磨港の組事務所だった。私は土木屋で５年もそこに通ったからね、どういう組織なのか知っていた。行政とか企業の手先として暴力団事務所がたくさんあったのだ。異様な風景だ。
けどそのおかげで埋め立て工事が完了して巨大な発電所が建設される。同時に山の向こうには揚水発電所と言って、山頂に巨大な水がめが作られていた。電気余りが予定されていたんやね。というか、カネが余っていた。やがてそのヤクザは居酒屋で暴れて警察に来てもらった。そしてある日射殺された。
それだけの事なんだが、我が家にも警察が２回も来て、軽トラの中を掻きまわしていった。私がそんなことするわけないだろうに。近隣に拳銃マニアがいて、50丁ものピストルや模造拳銃をコレクションしていたことが明らかになる。笑えるような事件であった。しかし関連はなさそうだ。(この辺は仕組まれているようにも思えるが実際にあったことだ)。
殺意と殺人、その垣根はなんだろう。その前に何度か彼の経営する居酒屋を訪ねたことがあった。どこで覚えたのか、器用にサバの刺身を作っていた。エラク機嫌がよかったことを覚えている。私を連れて行った知人も笑っていた。何かハチャメチャな生活を楽しんでいるとか聞いていた。店は繁盛していたから、友達が多かったんだろう。
彼の知人からも悪口は聞いていなかった。遺品分けで、彼の衣服を着ているぐらいに親しかったのだ。じゃぁ、誰が彼を殺したのか、理由は何なのか、いまだに分からない。王将フーズの社長が射殺される事件があった。まったく関係のないヒットマンがいたらしい。それと同じことか。同じ頃、同時進行でもう一人のやくざが「アイ」に来ていた。
和歌山市の有名暴力団事務所にいたという自称・ヤクザで、流れの料理人がシノギと聞いた。自慢の包丁を10本ほど持っていて私にも見せてくれた。乱暴者だと聞いていたが私は殴られたことがない。我家の裏山にある共同墓地によくお参りに来ていた。親の墓参りをしたらサッパリしたと言っていた。そうするうちになんだか死んでしまっていた。
64才でまだ若い。クスリの弊害みたいなものだろう。本人もそう言っていた。駅前の小さな居酒屋に二人のやくざ者が出入りする。店の所有者はヒヤリとしたことだろう。結果として短期間に二人とも死んでしまう。そんなことが実際にあるんやね。そして15年経った今も犯人は分からない。動機も不明のままよ。
人の女房を取ったとか、銀行の抵当物件に手を出したとか、手配師として手数料を取ったとか、どれもなぁ、まるでミステリーだよ。それよりも不思議なのが風力発電の被害だ。原因も結果も分かっている。人はそれを見て面白いと言っている。警察は「低周波の法律はない」、「由良さん、アンタだけでしょ」と言っている。
いや、谷口さんらが三度も助けてくれと言ってきたでしょ、と言ったけれど受け付けない。私に対する嫌悪を警察独特な言葉と表情を作ってみせる。江戸時代と変わらんね。安政の大獄では、吉田松陰たちはそうやって殺された。命令した人がいる。恐ろしい事実だよ。それが今回も、風力裁判として被害者を弾圧する。当然に、命令した人はいるわな。
各地のエセ反対運動では、いやいや、もう風力に反対する人はいないだろう。すっかり正体を露わにして「さらなる再エネ推進を～」と謡っている。国連のグレタさんと同じや。オウムだよ。各地には風力被害者がいる。なんで誰も抗議しないのか。怒らないのか。それが不思議でしょうがない。
海外なら当たり前に「Stop wind turbines !」と言って抗議デモしているで。インターネットにもSNSにも投稿している。日本だけ、それがない。どうしたことだろう。風力は殺人事件なんやで。なんで被害者を弾圧して笑いものにして喜んでいるんだい。狂気の渦に巻き込まれている現実を見てほしい。
前ページにも添付したけれど、「法律、規則、税金、到達目標、補助金」と環境ビジネスの罠なんやで。騙されているだけだよ。由良町の風力発電を撤去してくれ。多くの被害者が苦しみながら死んでいった。
