低周波音被害と戦った八咫烏と、猫廼足と

もう十年も前のことだから、若い人や、新規参入の関係者には知らない人がいることだろう。八咫烏とは、窪田泰の事らしい、と、まことしやかなニュースが流れだしていた。h24年、私にはまだ何のことやら分からない。彼らの書いたものを読むだけで、どこまで理解したことやら。どちらも低周波被害者なので熱の籠った、突飛な表現に戸惑った。

電話で2時間も話したことがある。彼が言うには一晩中、朝まで話した被害者がいると言うことだ。ご苦労なことだよ。私なんかは谷口さんからの最後の電話に出なかった。被害者になると、延々と同じ恨み節が続いていく。弾圧されるからだが、その吐け口が私であり窪田さんだった。窪田・谷口はその後大喧嘩する。

いつもの裏切りであった。どちらも被害者だからさ、それは分かっているハズなんだけど、だからこそ許せないんだよな。私もそうなんですよ。風力被害は頭をやられる。低周波被害、そして地域対策による弾圧、虐待、納得してもらう? か。それと相手が大学教授だったりすると、もう舞い上がってしまって、カルト信者になってしまう。

本人の学歴とかには関係ないようだ。お互いに被害者なら、間違いなく意思疎通ができるのに、口先だけの権威?(例えば環境省、行政)にはひれ伏してしまう。強いものには媚びるしかないんかい。それは見ていて、見苦しかったね。とくに、被害者になって苦しみが続くと孤立してしまう。仲よくしてくれる仲間が必要だと中毒症状のように縋る。

助けを求めて奴隷になる。2019.2/7日の録音はそんな場面の一コマよ。今はこの二人は一線から引いている。一時は理論的なバリケードを築いて、何が被害の原因か、と全国にその理解を求めたものだ。おかげで低周波音被害とは何か、という実態を把握した人は多いだろう。やはり被害者が、その能力に応じて、実体験を表現することほど正確なものはない。

だからこの二人の名は流通したのだ。それに比べて御用学者や環境運動家のアホらしさを見よ。「土砂崩れが心配」だってか。よくも恥ずかしげもなくそんなバカ話の勉強会をしたもんやで。H理論とかさ。北海道で雪の中に隠れていろ。吐き気がするで。問題は、その後、八咫烏や猫廼足に続く人がいなかったことだ。

全国では風力発電が急ピッチで建てられている。風力発電は、構造上、必ず有害な低周波音を発して健康被害が出る。計ってみたらよい。被害確率も変わるまい。それなのに被害者は声を上げることはなくなっていた。私一人。風力が建てられる田舎は、ずっとそこに暮らして人生を終える人がほとんどだ。なぜ誰も風力被害を訴えないんだろうね。

耳垢がすごく溜まるでしょ。耳がキューンとなって、耳の中が痛くなるでしょ。これって風力被害なんやで。と思ってはいても、私はもうそれらの地域に声をかけるつもりはない。早く死んでしまえ、窪田さんと同じ言葉が口に出る。これが全国の風力被害地の現在だ。「ようこそ地獄へ」とはよく言ったものだよ。

前ページに書いた有田川町の風力反対をそこらで聞いてみた。完璧やね。誰も何も言わない。これが日本の風土かいな。たまに各地の風力反対を聞いてみる。まったく広がらない、と聞く。もともとがエセ運動会だから当然だけれど、それでも海外の反対運動とは何かが決定的に違う。被害者を助けろ、なんて言葉は絶対にない。第一、被害者がいない。

実際は被害に苦しむ人は大勢いるのにそれを認めない。被害を認めないことがエセ運動会の正体だからさ。だから土砂災害だと言うんだよ。汚い連中だとは思わないか。そんなものに俄作りの環境運動がたくさん集まって風力反対だとか、さらに推進するんだとか、いい加減なスローガンを叫んで拍手喝采している。まさに地域対策、合意形成のお祭りよな。

なんで日本では被害者を否定して弾圧して喜んでいるんだろう。何で海外ではその逆になって、「Stop wind turbines !」と抗議しているんだろうか。誰もその矛盾を声にしない。なぜな。どちらが正しいとも、悪いとも、言葉にできない奇怪な圧力よ。仕組まれた罠であることに気が付こうじゃないか。騙されているだけなんやで。

私はこの10年、同じ被害の訴えをしてきた。残念ながら誰も聞く耳持たない。拒否。叫び倒されてきたよ。もしこれがウクライナであったら、やはり人々は手を叩いて笑って踊って見せるんだろうか。たぶんな。私ならそうする。風力発電とは、殺人事件なんやで。