環境ビジネスの転落

COP26はここまで落ちていることを明らかにした。日本は狙い撃ちにされていた。何よりも武力衝突のない新しい世界戦争で、コテンパンにやられていたのだ。この記事はよく書けている。被害者がどうなったのか、どのように殺され、消されていったのか、人々の記憶にもまだ生々しく残されているだろう。

それにしても日本の風力運動会よ。先日徳島放送を聞いていたら、(紀淡海峡を挟んで徳島は目の前だからラジオがよく入る)、巨大な風力発電が徳島に次々と建設されて賑やかになっていると報じていた。放牧されている牛たちも喜んでいるとか。環境ビジネス礼賛の太鼓叩きの放送だった。

伊方や愛媛などにはたくさんの被害者がいて苦しみ死んでいったのにさ。今も各地の風力建設では、土砂崩れが心配です、とオトボケな運動が行われている。反原発と言いながら、自然エネルギーだ再エネだ、と声高々に訴える環境運動家たちがいる。

反対、反対、と言いながら、カネ儲けのツールになっていることはこの記事で明らかではないか。風力発電の実証実験と称しながら、何度やっても失敗の連続なのも、分かっていてやっていることだろう。私はべつに、失敗したとか、莫大な損失を出したなど大したことではないと思っている。担当者がアホなだけだよ。

それよりも被害者がいて苦しみ、そして死んでいくのを見ながら嘲笑う、そんな社会にしてしまった政策に、社会コントロールに、暗い闇の恐ろしさを見る。由良町で聞いてみるがよい。被害者が訴えた警察に聞いてみるがよい。それらがいったい何と答えるか、それが風力発電の被害なのだ。