偽物ばかりやな。

風力発電の実証実験は、筑波を初めとして各地で行われてきたのをご存じだろうか。そのすべてが大失敗で、すぐに撤去されている。原因は、風車を回す風が吹いていなかったことだ。30年前、竹下内閣の時、ふるさと創生金だったか、市町村に1億円をプレゼントしたことがあった。

その金の使い道に困った各地の行政は、歩道橋とか、公園とか、金の延べ棒、だとか様々な試案を形にしたものよ。その一つに、町のシンボル、ランドマークとして、風力発電の建設があった。まだまだ地球温暖化、再エネビジネスの時代ではなかった。よくも今と同じ三枚羽の風力発電を建設できたものよ。

その時の役場の担当者はまだ生きているから、それらの風車がどうなったのか聞いて見たらよい。すべて撤去だよ。故障して動かなくなる。維持管理に費用が掛かる。発電なんて、トテモトテモ。タービンを回すだけの簡単な仕組みだから、今とほとんど変わらない。自動車でも、30年前と、今とでは、それほど変化はないでしょ。燃費もね。

福島沖の洋上風力は、台風が来たらどうするんだろう、と心配されていた。タンカーや漁船でも、台風になると避難港に隠れてジッとしているでしょ。それほど台風の威力はすごいんですよ。波の高さが30mとか、50mとか。コンクリート製の巨大なテトラポットでも吹き飛ばしてしまう。福島の風車は無事に帰れてよかったのだ。

問題は、ダメだと分かっているのに、何度でも同じ失敗を繰り返してテンとして恥じることがない。なぜなんだろうね。由良町だと、風もないのに風車が回っている。ハウステンボスの観光風車と同じで、電気仕掛けなのだ。前記の1億円の風車も電気仕掛けの見せかけだった。それでも故障ばかりしていたと聞く。良いことは何もなかったのだ。

そんなことはそれらの自治体が一番よく知っていることだろう。由良町では、風力発電の低周波音被害でたくさんの被害者が出て苦しんだ。すぐに亡くなる人もいて、悲惨な光景を見た。伊豆や伊方と同じ風力被害だ。それなのに各地では、添付記事のように、カルト宗教としか言いようのない被害の否定が行われている。

自称、反対運動だから知識のない人には何のことやら分からない。とくに前日の参院選では、各政党が、わざわざ低周波音被害を否定するキャンペーンを行った。マニフェストとして、再エネを大幅に増やすとした政党もあった。これだけ各地で再エネ被害を見ながらだよ。水俣や福島は特殊なんだろう。それだけに海外からも注目されている。

鉄仮面。厚顔無恥。それが全国展開されている。誰も本当の被害を言葉にする人がいない。御用学者に御用運動家。風力被害の名わき役よ。彼らを非難するのは私だけだよ。誰もが彼らを専門家として、いつも心配してくれる立派な人と言って賛美する。その反動が私に対する嫌悪となって返ってくるようだ。

被害者でさえそうなるんだから、地域対策の技術は恐ろしく進化している。水俣の本には、これまでそんな地域のことが詳しく書かれているから、風力被害もその繰り返しだと思えばよい。被害の隠ぺい、被害者の弾圧。行政や政治は嘘つきが上手になったんやね。由良町の風力発電を撤去してくれ。

低周波音被害で目まいがして耳鳴りで苦しくてならないんだ。たくさんの被害者が苦しみながら死んだだろうが。

621億円投入 の施設消滅 エネ庁 、福島沖風力の全撤去表明 | 河北新報オンラインニュース / ONLINENEWS (kahoku.news)