「低周波被害者の会」窪田泰さんと話した。

久しぶりに窪田泰さんと話すことができた。わりと普通にしゃべっていたので安心したよ。リハビリも進んでいると言う。脳梗塞は後の回復の努力が大変だと聞いている。昔、技大の教授が病気で倒れた時、現役で生徒に教えられるのかと疑問の声を聴いたものよ。その先生は笑顔で正直に「大変だ」と白状していた。これまでエリートとして過ごしてきた人が、急に頭に支障ができる。

脳内に新しい連絡網を構築しなければならない。雲を掴むようなリハビリ、授業が続く。辛かっただろうな、と40年経った今、思い出している。由良町の我家周辺では脳梗塞が非常に多い。風力発電の低周波音被害だ。ヘンになっている人が多いから、たぶん本人には何が起こっているのか分からない。私に対する憎しみだけは覚えていて、険しい目つきで睨んでくる。「関係ない」と。

窪田さんも低周波被害者だから、相当なダメージを受けて弱っていたんだろうか。被害者特有の人間・感受装置だと言っていた。添付資料のように全国の被害地に出かけて行って、被害の原因である低周波の測定を行ってきた。この功績は大きい。ただ、各地の自称被害者たちはすべて裏切っていた。汐見先生も同じようなものだった。もちろん私なんかコテンパンにやられている。

風力発電の被害者、被害地域になると、どうしてこうも皆さんヘンな人になるんだろうね。海外なら普通に「STOP」と言って抗議デモになる。それが日本では「私たちは風力発電には反対ではありません」と言っている。この真逆な反応は何だろう。この問題は言ってはならないと言う。なんで?最近、ジャーナリストや環境運動家、考える会などが全国大会だと言って再エネ宣伝を盛大にやっている。

アレッ、風力や太陽パネルに反対しているんではなかったのか。それはいつもの偽装で、やはり環境省や企業の手先でしかなかったのだ。やっと正体を見せたということだ。各地のエセ反対運動の酷さを窪田さんに聞いてもらった。私も愚痴ばかりである。「分かっていてやっているんだよ」窪田さんはそう結論した。私もこの10年を振り返ってそう思っている。彼らは被害隠ぺいのトリックなのだ。

うまくカムフラージュして、あたかも心配する風を装っているだけで、中身は全国大会と称する再エネ祭りで露わになった通りだ。アホらしくて話にならない。それでもな、ウソはいけませんで。低周波被害を取り締まる法律はない、と言っても、現実に被害者になって苦しむ人がいる。狂い苦しみながら死ぬ人がいる。由良町で見たとおりだ。

それをだよ、「風力の被害など聞いたこともない」と言って笑いものにする人の方がどうにかしているのだ。すっかり転落したロボットになった姿だよ。残念ながら風力発電の被害を訴えるものは、私一人になってしまった。被害者であろうと、それを取り囲む悪魔であっても、同じ地獄の風景だ。水俣や福島がそうでしょ。あれがいいなんて誰が思うかいな。

それと同じで、風力発電に囲まれた町が素晴らしいなんて、それは狂人としか言いようはない。しかしそれをWONDERFULといって笑って喜ぶのが日本の姿にされている。なぜ日本では、誰も風力発電の被害、低周波被害、風車病に反対しないんだろうか。法律にないから? 違う。人間としての価値が低いから分からないのだ。アフリカや南米の土人でさえ抗議デモしているんやで。それほど日本人はアホにされているのだよ。