なぜ風力被害を訴えることができないのか。

各地でドンドンと巨大な風力発電が建設されていく中で、風力被害者が必ず出来ている事実を知っているかい。風車病、低周波被害で塗炭の苦しみに狂うんやで。最初の6ケ月間の苦しいことよ。それで大概は頭をやられてヘンな人になる。私も蜜柑畑で転落して、肋骨を二本も折る大ケガをして大層苦しんだんだよ。畑を歩くだけで気絶して倒れるんだよ。

その苦しさと言ったらもう、地獄を覗き込んだよ。他の被害者さんとも同じ苦しさを話し合った。彼らは地域対策にあって、さっさと裏切っていたけどな。私への憎しみに転嫁していたよ。「由良さんが、何もかもめちゃくちゃにしたんだ」とさ。バレたようだ。被害者たちの話しようは見事な心理トリックだったよ。オウム。アンドロイド。可哀そうにな。私を罵りながら死んでいく。

「哀れよのう」と谷口さんが伝えてくる。ご自分も相当やられているのにそれが分からない。誰一人助けてはくれなかったでしょ。ピエロにされたんだよ。由良町役場では酷い話になっていた。保健師たちの嘘八百も聞いたし、環境運動家の指示と連携している手はずも分かった。罠に嵌められたんだよ。私も何度も繰り返して弾圧されているから、そのやり方がよく分かる。

悪党の塊やな。被害者を磨り潰して消し去ることが目的なのだ。「ワシらは面白うてならんのや」と聞かされる。それほど嬉しいのか。なんとまぁ、と繰り返す。なかには居酒屋「アイ」の客として仲の良かった人がいた。谷口さんは由良駅前で居酒屋を経営していたからね。面白い女や、と言われていた。そうかな、と最後まで疑問が残されていた。

由良守應を「もりおう、さん」と言っていたしな。私とは人種が違うと感じていた。漁師の娘はこんなものだろう。最近の新しい風力地域では、低周波被害の話は聞かないし、低周波音を測定したというニュースもない。まったくの真空状態になっている。キックの鬼、沢村忠の真空飛び膝蹴りみたいだ。被害者は即死なんやろうか。それとも何もないんだろうかね。

情報がない。情報統制。何も知らせない。被害は認めない。徹底した管理体制か。由良町がそうなんやで。周囲の町も同じことになっている。東伊豆町でもな。これで今まで見てきた全国の自称風力反対が、いかにエセで、地域対策の罠であったか分かっただろう。いや、初めから分かっていてやっていたから、オマエは何、勘違いしてるんやと笑われる。

今では誰も話し相手にもなってはくれないからね。国策とはエライもんだよ。タダの策略、騙されているだけなのが、どうしても日本人には分からない。田舎者でも、都会人でもな。日本にいる外人さんは、風力被害には全く関心を示さない。南伊豆町に住んでいたエリザベスさんがいたけれど、とうに転居して居なくなっている。なんか怒っていたらしいで。

周囲の人は笑っていたけどな。私は今でも信じられないでいるんだよ。たくさんの被害者が苦しみ死んでいく。周囲の人はその惨状を見て知っている。家族ならなおさらだ。それが、誰一人として怒りの声を上げないばかりか被害を否定して笑っている。死ぬか、逃げるか、そんな瀬戸際で、何が彼らの心を縛り付けるんだろうか。

谷口さんの葬儀では、オマエ、まだ言っているんか! と威嚇してきたからね。悪意もここに至っては俯いて笑うしかない。役場ではもっと笑われたよ。それを周りの人は見て知っている。そう言うことでしかなかったのだ。個人的な、家庭の話まで言うまい。しかしな、人への思いやりとか、心配してやるとか、そんな言葉の積み重ねが社会の価値になるんじゃないか。

その逆はないんだよ。お国のために死んでくれ、なんてウソでしょ。それでも太平洋戦争ではそんな一言が大変喜ばれていた。戦時体制、非常事態、理由はいくら積み上げても嘘はウソ。ナチス運動と根っこは同じだ。東条を吊るしてもらって、死んで終わりか。反省がないんや。国防婦人会会長の祖母の昔話を聞きながら、今、また同じ社会の破局を見る。

自然エネルギー、再エネ、地球温暖化防止、脱炭素、なんか戦争の時のスローガンみたいやないか。1億玉砕、なんて言ってさ。みんな死ななきゃならんで。東北や北海道の風力発電の風景は世界ニュースになっている。被害は何もないのに、なんでやろ。とても怖くて近寄れない。北朝鮮みたいに、朝鮮民主主義人民共和国、みたいに理想の民主主義社会を見るんやで。

妄想でも幻想でもない。イデオロギーじゃない。ディストピア、何でこうなるの? と思わないか。それがまた由良町の人と同じでとても幸せそうなのだ。私は嫌だね。ドイツ語やフランス語で、風力反対、風力被害に抗議、風車を止めて、と検索して見よう。実はこの意志こそが人の尊厳であると気が付いている。オウムやロボットじゃないんだよ。人間として自己主張する。

被害者を弾圧する陰謀もあるんだろうが、あんなにも生き生きと人間性を見せるのだ。とても「土砂崩れが~」と繰り返す環境運動家には及ぶまいがな。そんなものにヘコヘコするだけの日本人なんていらんで。それが段々と日本社会を変えつつあることを見ているつもりだ。社会政策の闇を見る。風力被害の怖さよ。ジェノサイド、大量虐殺に至っているで。

由良町の被害を見れば分かるだろうが。