Stop Wind Turbines.「風車を止めろ!」

日本では、ついにこの言葉が伝えられることはなかった。風力発電の低周波被害は世界的に共通していて、どの国でも烈しい反対運動が起きている。被害者の声が、瞬く間に地域に広がり、健康不安を掻き立てる。「Pathway to disease」(風力発電は病気になる)というメッセージは市民権を得た事実だ。なんで日本だけ、こんな簡単な公害が分からないんだろうか、と考えてきた。

由良町では北側の山々に21本の風力発電が林立しているからね。元の計画では、南側の山にもズラーッ、と風車が建ち並ぶ予定であった。まさに釜茹でになるところだったんだよ。片面の、北側だけでもこれだけの被害を見る。低周波を測定したら、何が起こっているか分かるだろう。それをさ、業者は影響はない、と断定して、役場は、業者を疑う根拠はないと断ずるのだ。

そして被害者にこれでもかと襲い掛かる。普通はここで地域の人の常識的な反抗、というのか、被害意識があるんだけどな。差別。蔑視。嫌悪。被害を訴えるものに対する攻撃が、組織的に繰り返される。アホな田舎の年寄りなんてさ、被害者でも、そうでない者でも、簡単にコロリと平らげられていた。本当に簡単だったよ。

最初は3人とか、4人とか、誰が被害者なんやろ、と探したけれど、ケ月もすれば、な~んや、みんな顔をしかめて怖がっていた。そして私を拒否するようになっていたのだ。私はまるで疫病神だね。私が風力発電の病気だというのだ。ウツル、というのか伝染するとでも考えたんだろう。谷口さんら被害者も同じ対応を受けたと思う。

ただ重症の被害者同士では、「そうなんよ、参っているんよ」と抱き合って泣いたと聞いている。そんな人はすぐに死んだけどな。だから余計に忌、汚らわしいと見られたのだ。それを宣伝する私がシンボルになっていたんだね。「出て行けっ」と怒鳴られるはずだよ。やがて人々は被害者を弾圧することに喜びを見せていく。議員やスパイ工作員が煽っていた。

「アホよら」という嘲りの言葉が流行っていた。被害者たちはボロクソに言われて泣いていた。暴力を振るわれた話も聞いた。どこにでも悪い奴はいて、ここぞとばかりに弱い者いじめに活躍する。役場や政治家が味方するんだから、こんな楽ちんな弾圧はないわな。ドイツのナチス運動やで。ホロコーストは有名だ。

ドイツ人は何も知らなかったというけれど、そんなウソは今も続いているけれど、その話を聞くたびに、そのドイツ人を哀れに思うのだ。人の皮をかぶった鬼やな、とな。同じことは畑地区にもあって、目の前に巨大な風車がビュンビュンと音を立てて回っている。聞いたこともない、ってか。家の中に入ってしまえば風車は見えないでしょ、という。ごくろうさま。

私の住む門前地区でもそれは同じで、こちらはもっと酷い嫌悪の感情を見せてくれる。それほど私が憎いか。なかには親切にした人もいるのに、それがこの有様かい、と笑えるのだった。社会って、人って、こんなに簡単にコントロールされるんやね。確かに低周波被害は、雷や地震の時のショックと同じ事で、人の精神に衝撃と不安を抱かせる。

性格が変わっていくし、知らぬ間に病気になる人がいる。世界共通の被害なんだよ。トランプ前大統領は「風力発電はガンになる」とスピーチしたでしょ。それをアメリカ人は拍手喝采した。私も有り難い、と祈ったよ。それがバイデン政権で頓挫する。今もアメリカの各地で風力反対運動が展開されているから検索して見たらよい。

日本のメディアはそんなニュースは伝えない。大本営発表になっている。いつもの嘘八百だよ。問題は、日本政府のウソを誰も指摘しないことだ。日本にもジャーナリストや学者はいるだろうにな。東北にも有名大学があって、環境という講座で教鞭をとっている先生がたくさんいる。誰も低周波被害に触れることはない。

私の卒業した長岡技大なんて酷いものさ。学生時代は優秀な良い人だったのに、どこでこんなにも転落した人になったんだろうかね。六本木の生研の下請け工員みたいやないか。先生だと思っていたのに、非正規雇用のアルバイトさんかいな。昔随分と世話になったから、言い過ぎたらゴメンなさいよ。島根県でも鳥取県でも同じことでさ、学者さんたちは何もしてはいけないのだった。

水俣や福島のやり方よな。黙っていれば給料がもらえるからね。知らないふりしていれば定年まで面倒見てくれる。水俣病の本には、そんな学者たちのいじましい悪意が込められている。生きていく知恵なのかい。地に堕ちた人種よ。和歌山でも同じだけどな。土砂崩れが心配だと言っている。プラットフォーマーやね。

ガラパゴス化した特殊な社会になっている。「被害は聞いていませんね」とさ。いや、あからさまに拒否されてきたから、低周波を測ったらアカンのやった。こんなん本来の学者じゃないわな。環境運動家でもさ、あたかも心配するフリをしているだけで、環境省の受け売り言葉の繰り返し、オウムだよ。風力発電の低周波被害を否定する環境省とは、いったい何者か。

こんな疑問に、なんで誰も気が付かないんだろうね。太平洋戦争の時の繰り返しやで。戦争プロパガンダよ。必要な情報は知らせない。海外の、国際状況も分からないくせに「ドイツでは上手く行っている」と繰り返す。日独伊、三国同盟とは何だったのか。当時と比較しても日本人は何も変わってはいなかった。何のための戦争か、ということだよ。

何のために風力発電をやっているんでしような。お国のために。ウソでしょう。今、日本では全く風力に反対する人はいなくなっている。これだけ被害者を出して、社会が破壊されてコントロールされているというのに、「やめろ!」と言う人材がないのだ。いろんな意見はいらない。風力発電を撤去してくれ。低周波被害で苦しいのだ。たくさんの被害者が苦しみ死んでいった。