服従の心理になるか

ホームページを始めたきっかけは、家業のみかんや米の販売を効率よく運営するためと、趣味の百姓暮らしをアピールすることだった。とくに目立ちたいとか言うんではなく、アイデンティティ、自分の存在、考えかな。それが65才にもなったら、言い訳も理屈もなく、現実だけがある。今朝の産経記事には『星野君の二塁打』が書いてある。

以前にも同じテーマで記載していたから、この人は、よっぽど組織論が好きなんだろう。「絶対服従」と書いてある。私は違う。こんな文を見ると吐き気がする。たとえばさ、東北の大震災で津波が来るというのに、校庭に生徒を集めて訓示していて、多くの犠牲者を出したでしょ。裁判にもなっていた。私なら一人でも山に走って逃げている、と思うのだ。

この違いが分かるかな。それにしても私が小学校の教科書で「星野君の二塁打」を習ったのはもう50年も前のことだ。あの時でもヘンに思ったけれど、それから延々とこんなヘンテコな心理を繰り返していたということか。全体主義の摺り込み政策よな。このアホな筆者は絶賛しているけれど、それを批判する人がいないというのも残念に思うのだ。

上から言われたら、何も考えることなく、「ヘイ、分かりました」と実行する。アイヒマンじゃないか。ここにアンナハーレントの思索がないことに危険思想を見る。これが私の考えだ。日本人には、特別にこんなこと言わないまでも「長い物には巻かれろ」的な短絡思考がある。「お上には逆らったらあかんで」と言われたものよ。しかし、と強調しておこう。協調じゃない。

初めからペテンと分かっているものに騙されて、言いなりになって被害に苦しむなんてバカバカしいこともないだろう。水俣や福島はその典型だ。そして再エネの論理に、なんで誰も違う、と言えないのか。この服従の心理が間違っている、と書いてきた。結果はどうであれ、組織の目的のためには個人は妥協して服従する。こんなアホらしい論理に、何で育ち盛りの子供が従わなくてはならないのか。

大人だって嫌だろう。太平洋戦争だって、普通に考えてみれば、それがいかに無理筋であるか分かるじゃないか。それをまた納得してしまうんだから日本人のおバカさんには付ける薬はないんかいと思う。さて風力発電の被害で、ニーナビアポントの悪口が書いてあった。URLを添付したから見るがよい。よく書けているけど、精神が腐っているね。

書いている人は恥ずかしくないんやね。同じ批判は汐見文隆『左脳受容説』にもあって、学者さんがネチネチと否定の言葉を塗り付けている。Amazon書評にあるから見た人もいるだろう。『Wind Turbine Syndrome』にはもっとたくさんな批判が書いてあるで。名誉の勲章かな。おかげさまで私の書いた『風力発電の被害』には、さほどのことは書かれていない。

自称・被害者がヘンだね、と自らの症状を表しているだけか。低周波被害者になると皆頭をやられるからね。かつて活躍した八咫烏、猫廼足、といった黙殺の音、低周波被害者の会、の彼らは低周波被害者だ。特殊な文体で、関係者にしか分からない記述が綿密に書きつけられている。まだ少し残されているようだから確認すればよい。

他にもたくさんの被害者が投稿してインターネットを賑わせていたものよ。やがて彼らは消えていた。その後に続く被害者がいない。低周波被害は変わらずにあるのに、被害を訴えることができないのだ。それだけの人間性でしかなかったんだけどな。だからこそこの二人は低周波被害のヒーローとして君臨した。とても羨ましい。私なんかコテンパンだからね。

誰も近寄らないし、弾圧の嵐だよ。昨日の選挙では、風力発電反対と書いた旗を掲げて立候補した人がいた。落選したようだ。全国で同じパターンやね。私なんか総スカンを食ったから、その辛い現実をこれでもかと笑ったよ。笑う方と、笑われる方。どちらが、というんではない。こんなもの相手にするのはもう止めよう、と強く思ったことだった。

まさに風力発電の被害を目の当たりにしたのだ。被害者らは誰も見向きもしてくれなかったよ。幸せに暮らしな。おかげでこっちはとばっちりに泣いている。日本社会独特の倒錯よ。批判は許されない。これが海外の人からはミステリーだとされるのだ。水俣や福島は世界用語になっている。風力被害は、なんと言われているんだろうか。

海外では盛んに風力被害を訴えている。日本だけ、それがない。それだけの事なんだが、誰も、そのカラクリが分からない。風力発電の低周波被害が理解できないでいる。本当は知っているんだけどな。合言葉として「風力の被害など聞いたこともない」と繰り返す。ソビエト連邦や、中国共産党の文化大革命、社会主義の弊害だな。

雉も鳴かずば撃たれまいに。いや、その前に家畜にされて殺されて終わっている。タダの動物でしかない。それが由良町で見た風力発電の被害だ。

https://grist.org/article/2009-11-16-nina-pierpont-quest-to-sound-the-alarm-on-wind-turbine-syndrome/