マヌケな被害者は駆除される。

今年は桜の花が早くに咲いたので、百姓仕事は季節に追いまくられている。裏山から桜吹雪が吹き寄せる。静心なく花の散るラン、なんて悠長な季節じゃない。八朔と甘夏の出荷でてんてこ舞いよ。田んぼも始まるしな。低周波被害で耳鳴りがして耳の中が痛い。しんどいことよ。h23年12月から畑地区の谷口さんらから依頼を受けて風力被害に関わってきた。

しかし被害者を含めて、彼らにはどうでもよかったのだ。h24年になると、彼らはすぐに「私たちは風力発電には反対ではありません」と言うようになっていた。「由良さん、あんた一人、何ヘンなこと言ってるの」というのであった。そして風力被害を隠ぺいする環境運動家たちとの交流を深めて、各地でピエロになって公演して喜んでいた。

最後の石狩では、なんと北海道の空気は清々しくて気持ちがよかったよ、と伝えてきたものよ。1週間後にはばったりと倒れて急死する。人々が大喜びして、手を叩いてクルクルと回って喜んだことは何度も書いた。近隣の人も、その言葉を伝えてきた。普通は人の死をそんな言葉でわざわざと伝えてはこないんだけどな。

精神の高揚、というのか、黙ってはいられない何かの衝動があったんだろうね。今は「風力の被害など聞いたこともない」と言われている。あまりに自信たっぷりに私を睨みつけて言うものだから、工作員に仕立て上げられていることがよく分かるのだ。権力の末端になって、優越感に、とても嬉しそうだよ。

それも絶えずネジを巻かれているらしく、ワシらは役場が正しいと分かっているさかいに、というのだった。たまらんね。添付資料には東北の記事を拝借した。この地域は初めから被害を否定する御用学者を担いで勉強会、風力運動を展開していた。あたかも被害を心配するフリして「一般の人には影響ないですよ」と北海道で言っていることと同じ嘘八百を繰り返していたものよ。

Youtube動画にもたくさん残っているから見た人は多いだろう。環境省の調査報告書と中身は同じで、多少言葉遣いが変えてある程度か。何度かそれらの地域の人と話したけれど、まったく通じなかった。立場が違ったんやね。現在はとても嬉しそうにやっている。風車愛好会になっている。畑地区でもさ、「風力はワシらのもんや。オマエラ関係ない」と言っているからね。

その世界に入ると、郷に入りては郷に従え、となる。原発ムラみたいやね。水俣とか。問題は、全国どこでも同じ有様になっていることだ。被害を訴える人が誰もいない。オーシャンブルー。青い海、青い空、私一人の世界になってしまっていた。これまで海外の風力反対運動、抗議デモを紹介してきたけれど、ついに日本では誰もその意味が通じなかった。

なんせ原爆を二回も落とされて人々が焼き殺されても、ヘラヘラ笑っているだけの日本だからね。何でも有だよ。私はもともとは小心で内気なタイプだ。あがり症で、とても人前で自己主張するなんて芸はできなかったものよ。多少の我儘が過ぎて、この年まで一人暮らしを気ままにやっている。風力被害者には一人暮らしが多いんじゃないか。

なんせ一人だと誰と話すこともなく、低周波空気振動の苦しさが気になってしょうがなくなるからね。夫婦で被害に苦しむ例も多々見てきたから、いろんなパターンがあるようだけど。なんか私一人が孤軍奮闘してきたようだ。本当はさ、風力被害に遭うと、人はもっとどす黒い心理に狂うんだけどな。最初の頃はそんな百姓たちと被害の苦しさを共有したものさ。

それがいつのまにか彼らは私を嫌悪して「出て行けっ」と叫ぶようになっていた。顔を真っ赤にして泣いている奴もいたよ。『風力発電の被害』に書いたとおりだ。だから分かるんだよ。東北や北海道で、いくら嘘八百こいたってさ、被害者さんが精神錯乱したってさ、人々が笑い喜ぶサマが分かるんだよ。まんまと騙されたね、と言うつもりはない。

人々が選択した結果なのだ。それで幸せならいいじゃないか。都会の人も喜んでいる。それが格差というものだ。誰が仕組んだ風力発電なんだろうね。オモシロイ、とハッキリ言わない所がミソだよ。「土砂崩れが心配だ、海の砂が心配だ」、という心理トリックの巧さよ。本当は、こんな舞台裏が分かる人もいるんでしょ。まさか私一人の妄想じゃないわな。

よかったら「由良町、風力発電被害」と検索して見て。私のこれまでの記事がアップされている。人々はウソつけっ、と言っているけどな。何が本当の事なのか、海外の事例と合わせて判断してみるとよい。由良町で聞いてみるともっとはっきり明瞭になるで。日本社会はこれからも変わらない。マヌケな被害者は駆除されて終わりだ。それでいいのか。私はそうは思えない。

http://www.epaw.org/events.php?lang=de

http://www.epaw.org/events.php?lang=de&article=uk14 &article=uk14