風力発電の低周波音被害

水俣や福島では、すっかり被害原因の測定が行われなくなっている。初めからそのように仕組まれていたけれど、国家権力、ディープステート(deep state)、とでも言うのか、あからさまな弾圧が行われている。被害は認められない。だからさ、去年のジョニーデップの映画「MINAMATA」は拒否されたんやで。その不思議な経緯を見よ。

ハリウッド映画だから誰でも分かる物語になっている。日本人だけが分からない。私は、たぶんそれは予定された現実だったんだろうと思っている。アメリカ人の日本を見る目は厳しいからね。つねにリサーチしているのだ。12歳の少年。彼らは今もそう思っている。研究者と話してみたけれど、残念な事実だよ。

この映画が何を意味するのか、それが恐ろしい。まったく同じことは風力発電の低周波音被害にもあって、これだけ世界で反対、抗議運動が引き起こされているのに、日本には一つもない。それどころか、被害者を差別して笑いものにして、殺してしまう結果に誰もが疑問を見せることはない。問題の大きさを取り違えてはならない、というのか。

それが嬉しくてならないのだ。私がこのページで伝えてきたことだが、公害という人工の災害に、日本人はこうまで鈍感、アホを演じるのだ。それが幸福感にまで昇華することは、手を叩いて踊って見せるまでして、風力踊りを何度も見せられたからだ。これが被害地の現実だよ。低周波音を測定してみないか。

風力発電の下に行って、止まっている時と、回っている時の測定値を比較するのだ。単に圧力波形(気圧変動)を見てもいいし、「音圧-周波数」の分析図にしても分かるだろう。大体は音圧40dbの差がある。対数表示だから10000倍のエネルギー変化だ。これだけで人には大変なストレスが加えられる。ほとんどの人が感じるだろう。

分析図にすると、2Hzの所で30dbの差で振動していることが分かる。(我が家での観測結果だ)。これが卓越した被害成分だ。尖塔化した、ピークを持った、風力発電独特な波形が見られる。倍音、高調波がある。これが減衰することなく周辺に伝播する。可聴音ではない、低周波音独特な気圧変動、空気振動が広がっていく。

部屋の中ではワン、ワンッ、と鳴り響く正体だ。鉄骨の倉庫だとキーンッ、と高音を発する。被害者には堪らない音環境だよ。私は長岡技大の建設科で、環境という講座で騒音測定の訓練を受けた。もう40年も昔のことだ。北陸新幹線の騒音測定に参加した。当然に低周波音測定も行われていた。

なんせその時には汐見先生、小林先生らの香芝高架橋の低周波訴訟が行われていたからね。公害の一角だったんだよ。それがいつしか消されていく。なんであの裁判が勝訴になったのかと、私の風力裁判を見てつくづく思うよ。時代の、ポッカリ空いた真空な出来事だった。あの香芝高架橋では架け替え、沿線の買収など、莫大な費用が要ったんでしょ。

その後、関係者は取り囲まれて特異な人生を見たことだろう。私はエライ目に遭ったよ。ドイツの風力反対を添付する。「Kein windpark」と検索したらドッサリと出てくるで。誰や、ドイツでは上手く行っている、なんて言ってる奴はよ。日本の環境運動家のアホさには恐れ入る。

それが自称・風力反対、エセでしかないことはこれまでの経緯を見れば明らかだろ。市民風車に被害はない、とかさ。カルト宗教になっていることは見ての通りだ。海外との違いは、反対する人のいないことだよ。これがジョニーデップの指摘なんだろうか。啓蒙。少しは成長しろよ、というメッセージか。

ついに、日本人には理解されないままにあの映画の記憶は消えていく。日本人は忘れっぽいからね。畑地区の谷口愛子さんなんかさ、2016年のことだから、もう誰も知らないんやで。「風力の被害など聞いたこともない」と人々は同じセリフを繰り返して笑っている。何がそんなに嬉しいんだろうと恐ろしくなる。これが被害地の現実だ。

こうまで人は洗脳されて、心理コントロールの虜になる。みんなと一緒、というわけだ。私は違うからね。日本では私一人になったけれど、添付資料のように世界では風力被害は常識になっている。日本人だけが「関係ない」と笑っている。お幸せな人らだよ。風力発電は電気ではない、社会の破壊という別な目的がある。

それよりも先に魔法にかけられた日本人の有様だよ。私に対する憎しみ、嫌悪の弾圧。それで人々は一致結束して仲良く暮らせているらしいのだ。ヒツジそのものよな。中には間違いなく被害に苦しむ人がいるだろうに。国際社会という。日本人も少しは海外の事実を知ろうやないか。

せっかくインターネットが普及しても、それが使えなくては意味がない。英語が分からなくてもいいじゃないか。辞書で引いたら分かることやで。