お客さんが来たから、久々に三尾川の風力発電に案内した。これまで何回も同じパターンを繰り返している。環境運動家、政治家、それと蜜柑を買いに来てくれるお客さん。私のページを見て、少しは関心を持ってくれるらしい。JRの電車から、由良の風力発電が見えると言っては連絡くれた人もいた。「すごい風景ですね」という。
たくさんの被害者が苦しんで死んだんやで、と話す。その繰り返しだ。今回も風がないのに巨大な風車が頭上で音を立てて回っている。「すごい。迫力ありますね」という。この風のない状態で、自然にあれが回ると思うか？ と聞いてみる。ヘンですね、と少しは考えるようだ。大体がここまでやね。
私だけではなく、かつては畑地区の谷口さんらが、多くの環境運動家を連れて来たと聞く。その人たちのその後は、まったくのスカンピンかい。暖簾に腕押しであった。ご自分には関係のないことだからね。何が悪いのか、チョット、覗いてみよう、ということらしい。他県の風力被害者も来て、互いに手を取り合ったとも聞く。
それだけのことだ。今年になって何度か、議員選挙はどうするのか、と揶揄いの声を聞く。４年前の選挙では、総スカンのボロボロであった。こんな目に遭ってまで、選挙に出なければならないんかいとも思った。それが必要だと思ったから、ケジメやな、と考えたからね。参謀だった谷口さんらは死んでしまっているし、生きていたとしても、力を発揮したかどうか。結果はあるから、説明はいらない。
被害者の誰もが私を拒否したし、それらの地域でも、コテンパンであった。皆さん、被害者がいることを知っているんですよ。その上で、今は「風力被害など聞いたこともない」と言っている。全体主義。いや、何か魔法にかけられたような言葉をあちこちで聞く。風力裁判でも同じ言葉を聞かされたんだから、アレアレ、と笑うしかなかったよ。
紹介された弁護士も、まったく同じ言葉を言っていたしな。すべては決められた台本、マニュアルに書いてあるようだった。とくに私の住む門前地区の不思議よ。400人ほどが住んでいる百姓の集落だ。我家は旧家で千年もここに住んでいる。私を知らないものはいまい。それが全然ダメなんだから驚くしかなかったよ。
先祖の遺徳は通用しなかった。逆に憎しみの感情として向けられた。私は平凡な人間だと思っているからさ、何がそんなに恨まれるんだろうと思ったよ。風力被害を受けて苦しんでいる。畑地区では大変なことになっている。それを伝えただけなのにさ。これだけはアカンで、と今も思っている。風力被害を通して、明らかになったのはその人の悪意だ。
やっぱりな、と思う。被害者の人は心当たりがあるだろう。究極、その人はどう判断するか。悪党はよ、ここぞとばかり躍り上がって攻めたてる。もともとが悪意の塊だったんや。それがよく分かる。同じ話を聞いていたから、人はよく見ているなと感心する。ただ、今回のように全体主義、ファシズムになると、被害者は格好の標的になる。
これほど私が悪の代表になったこともあるまい。誤解、というより、作られた人物破壊の成果だよ。それが人々には嬉しいんだね。だから被害者が死ぬと、何が面白いのか手を叩いて笑いに来た。その人の狂気を見たよ。何がそれほどヒステリックになって、被害者を誹謗するのか。偉ぶって喜んでいるのか私には分からない。
たぶん昔からの家柄のせい、それも理由の一つだろうとは思っている。結婚もしないで一人広い家に暮らしているからね。それが面白くてならないようなのだ。私にも自分だけの生活があるのにね。それが由良守應に見られる武士と百姓の差だと思っている。遺伝子が違うのだ。京都からの都落ちだよ。源氏だよ。
すっかり人々との視点、視線が違っていた。アホらしくてさ、もう義務は果たしたと思っているから、何を言われようと私には嫌悪でしかない。孤高。もしまだ必要とされるなら、その時に考えればよい。たまに水俣や福島のニュースを見る。被害地になると大変なことになる。分かりやすい例でしょ。あんな所に住みたいか。
原発の町を見てみなよ。今の反原発の連中のアホさを見てみなよ。風力発電の被害地が、いかに同じ有様に彩られているか。放射能も有機水銀も、人の感覚では分からない。同じなんだよ。低周波音の空気振動は、人の耳には聞こえない。自覚症状もなく性格が変わっていく。癌や脳梗塞になってヘンな人になる。
雷や地震と同じ低周波音の緊張感に曝されるからよ。計ったら分かるで。小林芳正先生の論文に、各地で測定した資料があるから、参考にしたらよい。汐見文隆、小林、両先生はもっと評価されてよい。真実は素朴で簡単なものだ。人に対する思いやり。被害者も人間なんだと言う当たり前なことに気が付こうやないか。
日本だけ、「Stop wind turbines !」の言葉がない。各地のエセ反対運動の目的が分かるだろう。仕組まれた罠なんやで。風力発電は詐欺だ。それ以外にはない。結果はもう既に出ているだろうが。
