由良町では誰もインターネットをしない。せっかくのIphoneも電話機能と天気予報だけよ。たまにネット通販の話を聞くぐらいか。情報格差と言うけれど、それを利用する人に依るわな。私の書いた『風力発電の被害』は、由良町で１冊だけ売れた。
あとは過激な拒否にあって、蜜柑畑にボロボロにされて捨てられていたこともある。道端のことだから多くの人が見たことだろう。人間の格差がこんなにも露わになるんだから、風力被害にも別の側面がある。谷口愛子さんもそんな感想を伝えてきた。
「これまで私は何を見て来たんだろう。仲のよい友達だと思っていたのに、本当にアホやった」とさ。それでも最後まで偽物の取り巻きに囲まれてチヤホヤされていた。誰や、いつも親切にしてくれる人っていうスパイはよ。人間の弱さ、アホらしさを散々見せてくれたものよ。
由良町の人は、有田川町の看板のことを知らない。しかし私に対する憎しみを掻き立てる技術、心理操作だけはテキメンやね。それはタクトを振っている奴がだれであれ、人々が求めているものを提示して見せただけなんだろう。憎しみの目標を具体的に示すのだ。何もかも由良のせいでこうなったんだと。
10年前の初めからそう言われていたようだ。自作自演だと。少し考えて見れば分かる簡単なトリックなのにさ、悪意高揚のプロパガンダに人々は喚起する。「友なきものは去れ」そう言うことらしい。我家は旧家で、由良町には千年住んでいる。不思議なことに、血脈を引く子孫は私一人だ。
つまりな、男子の遺伝子を共有する人は誰もない。男の子が育たなかったのだ。親父も祖父もプライドが高かったなぁ。千年経っても地域にはなじめなかったようだ。母や祖母はそのことを詰った。地域の人たちと仲良くできんのかいな、と。今となってはその言葉が心に滲みる。それがわが家の歴史だったのだ。
だから今回のことも私のせいじゃない。源氏かなんか知らんが、京都からの都落ちの運命だと思っている。これはいくら説明しても、由良町の人には分からないだろう。たとえそれが我が家に嫁入りした親類であっても、だからこそ憎しみ、反抗の意識を募らせたんだろうね。超えられない格差よ。
とまれ『民衆の敵』となった私には、様々な場面が展開されてきた。仕組まれた弾圧だからさ、とてもよくできている。私はこのページを使って、由良町での事件や、世界の情報を伝えてきた。由良守應みたいやな。何が真実であるのか、それを知っているのは私だけではないだろうにな。
人々との激しい落差は、何が原因なんだろう。「ワシらは面白うてならんのや」と人々に云わしめる、その狂気の正体を書いてきたつもりだ。同時進行で、各地では風力発電の建設が急ピッチで進められている。あたかも心配する風をして、エセ反対運動が被害者を隠ぺいする。
東伊豆町や伊方町で、h18年から始まった被害状況を見ての通りだ。被害隠ぺいのトリックは進化している。洗練されているのだよ。基本は同じ虐待と、社会の破壊なのにさ。誰一人として「風力発電の被害」を論じるものはない。土砂崩れが心配だと繰り返す。オウムだよ。日本人がこんなにアホだったとはな。
いくらボヤいても、誰一人気にするものはいなくなっていた。谷口愛子がいなくなって皆、清々したのだよ。風力発電の低周波で耳鳴りがする。目まいがして苦しくてならないのだ。同じ症状に苦しむ者が由良町には100人ほどいるだろう。とくに癌などの病気になると、弱り目に祟り目、となって更に苦しみに狂うだろう。
そんな奴に掴みかかられたことがある。泣き叫んでいたで。ケンカばかりしてきた奴だったけどな。人々はそれを見て笑って喜んだ。何がそんなに面白いんだろう。風力発電の被害の実態を、こんな形で見た人は多いだろう。普通は、誰かが「もう止めよう」と言い出すものなんだがな。
賤民にも、それなりの社会意識はあるだろう。上から目線、とは言わない。1万円もらったら、ヘコへコして笑って終わりかい。あとは私に対する憎しみかい。東北や北海道の風力発電が盛況だ。たくさんの被害者が苦しんでいるだろう。そこでも誰一人として抗議する者はいない。そして同じように私を憎んでいる。
これまでと同じやり方だ。「反対だけではダメだ。仲よくして彼らの友達になって理解して、それから話を聞いてもらう」そんなアホ話を何回となく聞かされた。地域対策だよ。分かり切った話じゃないか。四国でも九州でも同じことだけどな。1億人も日本人がいて、私一人なんかい、と驚くのだよ。
水俣や福島は世界用語になっている。英語で検索したら出てくるで。風力被害も、同じ意味で世界に発信されている。「YURA」という地名も、同じ経緯を見せている。コラボ、同じことなんだよ。水銀被害じゃないでしょ。「水俣」なんだよ。被害者に対する弾圧。人々の迫害と狂気。人間の否定。
今の平和な世の中にさ、生贄は必要ないだろう。騙されているだけなんやで。由良町の風力発電を撤去してくれ。苦しくてならんのや。たくさんの被害者が苦しみながら死んだ。恥を知れ。
