暗闇の町になる。

これはよく聞く話だから、関係者なら誰でも一度は感じているだろう。おとぎ話みたいに、悪い魔法使いがいて、人々に苦しみや憎しみ、嫉妬の病気をまき散らしていた。魔法使いの悪意は強力で、誰も立ち向かうことが出来ないでいる。一匹のアマガエルにされた王子が助けを求めていた。昔からこんなお話はどこにでもあって、ディズニー映画の定番になっている。このホームページも12年も経つと、何が悪いのか、ぐらいは明確に示されたと思っている。

とくにヨーロッパやアメリカなどの風力反対を見ていると、日本で行われている仕組まれたワナ、地域対策に、誰も対抗できないでいる日本人の悪さが目立つ。弱すぎる。自滅するしかない地域住民の呪われた精神が明らかになる。アホよら、関係ない、蔑視、あざ笑い、「風力の被害など聞いたこともない」と繰り返す。あれだけ弾圧しておいて、よく言うわな。被害者の家族や近所、周囲の人たちの沈黙は何を意味するんだろうか。反省じゃない。思慮分別でもない。

動物化された希薄な意識だけが支配する予定通りの社会風土が定着する。もはや人間としての意識はない。吹き込まれた「ことば」どおりの返事しか出てこない。「ワイらよう、ワイらよう・・・」、だから何なんや❓ と言ってやる。答えはない。だって、とうにその人の意識は失われている。私に対する嫌悪だけか。とくに低周波被害を感じていないようだが、言葉にできない、言ってはならない決まりごとが多すぎる。受け売りのセリフだけで会話する。

本音は、そうだな、もう忘れたよ。耕作放棄地と共に、人々の姿が消えていた。田んぼへ行っても、誰一人会うことがない。みんな年取ったからね。もう無理やで、と囁くでもなく聞こえてくる。私には風力発電の低周波が苦しくてならない。他の人も、大体は被害感に苦しんでいるだろう。なんせ狭い谷あいの集落だからね。空気振動が閉じ込められて茹でガエルになっている。たくさんの被害者が苦しみながら死んだ。

笑っていたけど、興奮していたけど、真実、その意味を理解することはあったんだろうか。私は、誰にも分からなかった、と見ている。低周波被害と弾圧。これで人間性は吹っ飛んだのだ。私だけが世界の風力反対を伝えている。独り相撲で、誰も聞いてくれないけどな。日本中、どこへ行っても拒否される。各地の風力反対では、やはり「土砂災害」だと言っているし、学者が来て【お花畑】が賑わっている。風車病に苦しむ被害者を助ける、なんて思いやりはない。

被害の否定が目的だ。そんな事は初めから指摘されていたし、私にも分かっていた。行政と一体となった「考える会」の正体を見ていた。議員だったからね。汚いカラクリは丸見えになる。哀れな被害者たちの最後を見たものさ。誰もその実態を伝えるものがない。由良町だけじゃないだろ。それが、各地の関係者と話して辛い現実だ。何のために風力被害はあるのかい、と問うことはないのか。自滅、自壊していく人々を見る。人道に反するとはこういうことなのだ。

昔からあった、お寺やお宮さんの繋がりも意味を失っていた。しょせんは「人」だったんやね。我家は旧家でたくさんの貢献をしてきたと聞いている。これがその結果か。アホラシやらバカらしいやら、世間の意味のなさに、単に仕掛けがあったんやと気が付いている。私にそれが出来なかっただけ。チラシを配ったり、資料を揃えて説明したりと、やるだけのことはやったつもり。総スカン。村八分やな。力いっぱい、目一杯やったから面白かった。

汐見先生や窪田泰さんの応援もあったしな。出来れば彼らの続きに加えてもらえればと願っている。世界共通のエピソードとして、やがて災厄は打ち破られる。人民戦争であったり、強烈なリーダーが破壊したり、とな。日本では、水俣や福島で見る通り、公害は惨憺たる有様になっている。これに地震、台風があるからね。日本独特な被災感があるみたいだ。「呪われた町」こんな小説がありましたな。みんな知っているんだよ。カタストロフィcatastropheを見る。

立ち尽くすだけ。子ウサギでも、そうやって蛇に呑み込まれて食べられてしまう。自然の摂理だ。私は猪年でね、あちこちにぶつかりながら駆けているつもり。低周波被害で苦しいわ。我慢してジッと黙っている人のエライことよ。